登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問62
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問62 (訂正依頼・報告はこちら)
かぜ薬に配合される成分に関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。
- トラネキサム酸は、体内での炎症物質の産生を抑えることで炎症の発生を抑え、腫れを和らげると考えられている。
- グリチルリチン酸二カリウムの作用本体であるグリチルリチン酸を大量に摂取すると、偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
- ブロメラインは、鶏卵の卵白から抽出した蛋白質であるため、鶏卵アレルギーがある人では、使用を避ける必要がある。
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この過去問の解説 (4件)
01
グリチルリチン酸二カリウム:グリチルリチン酸を含む生薬としてカンゾウがあります。その為、カンゾウも偽アルドステロン症を起こす可能性があります。
ブロメライン:炎症を抑える効果があります。
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02
選択肢3の文は塩酸リゾチームの説明です。
ブロメラインは、タンパク質分解酵素で、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用のある薬です。
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03
3の説明に該当する成分はブロメラインではなく、
塩化リゾチームになります。
ブロメラインは生のパイナップルの中に存在する、
タンパク質分解酵素です。
ちなみに、トラネキサム酸は副作用としてまれに、
過敏症、悪心、眠気を起こし、
血栓(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎等)および、
血栓症の恐れのある人では注意が必要になります。
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04
トラネキサム酸は抗炎症成分に分類されます。注意点として、血栓を起こした人や血栓を起こす可能性がある人の服用は避ける必要があります。
2)正
グリチルリチン酸二カリウムは1日最大量40mgと定められています。また、医薬品では1日当たり200㎎を超えないよう配合されており、グリチルリチン酸二カリウムを含む生薬成分のカンゾウの多量摂取も注意が必要です。
3)誤
この解説はブロメラインではなく塩化リゾチームの説明のため「誤」です。
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