登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問63
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
アスピリンに関する次の記述の正誤について、正しいものはどれか。
- 他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害は少ないとされ、空腹時に服用できる製品もある。
- 一般用医薬品では、小児(15歳未満)に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。
- 医療用医薬品では、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられている。
- アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用であり、他の解熱鎮痛成分では生じない。
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この過去問の解説 (4件)
01
誤っているものについては以下のとおりです。
1→アスピリンは胃腸障害を起こしやすいため、空腹時に服用してはいけません。解熱鎮痛成分のある薬で比較的胃腸障害の少ないものはイブプロフェンです。
4→アスピリン喘息は、アスピリン特有のものではありません。よって、他の解熱鎮痛成分の薬でも生じる可能性があります。
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02
アスピリンは炎症の誘導物質プロスタグランジンの生合成を、
阻害することでその効果を発揮しますが、
プロスタグランジンは胃粘膜を保護する重要な体内物質でもあるため、
副作用として胃が荒れたり不快感を生じるため、
空腹時の服用は避けるべきです。
また、アスピリン喘息の場合、
他の解熱鎮痛薬でも喘息発作を誘発するので、
使用は控えるべきです。
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03
プロスタグランジンの産生抑制作用によって解熱します。肝機能障害が生じる可能性があります。
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04
アスピリンは解熱鎮痛成分の中で胃腸障害が起こりやすい成分なので、空腹時に服用すると胃腸への刺激が強く作用が強く出すぎる可能性があります。
2)正
解熱鎮痛成分のうち15歳未満の小児に使用してはならない成分は、アスピリンの他にエテンザミドやサリチルアミドがあります。
3)正
アスピリンは血液が凝固しにくい作用があるため血栓予防薬としても使用されています。
血液をサラサラにする成分です。
4)誤
アスピリン喘息はアスピリン特有の副作用ではありません。
アスピリンの副作用には肝機能障害もあります。
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