登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問61
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問61 (訂正依頼・報告はこちら)
次のかぜ薬の配合成分とその目的とする作用のうち、正しいものはどれか。
- 【配合成分】エテンザミド、【目的とする作用】発熱を鎮め、痛みを和らげる
- 【配合成分】メキタジン、【目的とする作用】中枢神経系に作用し、咳を抑える
- 【配合成分】臭化水素酸デキストロメトルファン、【目的とする作用】くしゃみや鼻汁を抑える
- 【配合成分】グアヤコールスルホン酸カリウム、【目的とする作用】痰の切れを良くする
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この過去問の解説 (4件)
01
アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドの組み合わせは3つの頭文字から「ACE処方」と言われています。
メキタジン:肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と結合する事を阻害して抗ヒスタミン作用を示します。
臭化水素酸デキストロメトルファン:非麻薬性鎮咳成分であり、中枢神経系に作用して咳を抑えます。
グアヤコールスルホン酸カリウム:気道粘膜からの分泌を促進する去痰成分です。
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02
エテンザミド(サリチル酸系):
発熱を沈め、痛みを和らげる成分になります。
副作用・留意点:胃腸障害、肝機能障害、腎機能障害、心機能障害など
メキタジン:
くしゃみ、鼻汁を押さえる成分になります。抗ヒスタミン成分になります。
副作用・留意点:眠気、排尿困難、口渇、浮動感、不安定感、頭痛など
臭化水素酸デキストロメトルファン:
咳を抑える成分です。
副作用・留意点:眠気、めまい、便秘、食欲不振
グアヤコールスルホン酸カリウム:
痰の切れをよくする成分です。
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03
メキタジンは「くしゃみや鼻汁を抑える」作用が、臭化水素酸デキストロメトルファンは「中枢神経系に作用して、咳を抑える」作用があります。
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04
エテンザミドはかぜ薬に配合される成分のうち、解熱鎮痛成分に分類されます。
また、エテンザミドやサリチルアミドは15歳未満の小児でインフルエンザや水疱瘡(みずぼうそう)にかかっている場合の使用は避ける必要があります。
2)誤
メキタジンはくしゃみや鼻汁を抑える成分に分類されます。
くしゃみや鼻汁を抑える成分には、この他にフマル酸クレマスチン等があります。
3)誤
臭化水素酸デキストロメトルファンの目的は咳を抑えることです。鎮咳成分に分類され、この他にはノスカピンやリン酸コデイン等があります。
4)正
グアヤコールスルホン酸カリウムはグアイファネシン等と同じく去痰成分に分類されます。
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