登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問13

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問題

登録販売者試験 平成26年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

セルフメディケーションに関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。


a  主役は一般の生活者であるため、情報提供は常に医薬品の販売に結びつけるものとし、医薬品の使用によらない対処を勧めてはならない。

b  一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医師の診察を受ける必要がある。

c  一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行う必要があるため、専門用語で説明しなければならない。

d  一般用医薬品販売時の情報提供は、購入者等のセルフメディケーションについて、医薬関係者の一員として共に取り組むという姿勢で臨むことが重要である。
  • a 、b
  • a 、c
  • b 、d
  • c 、d

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

世界保健機関(WHO)によると、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。

a→症状などによっては、必ずしも医薬品が必要ではなかったり、逆に医師による診察が必要だったりする場合があります。
常に医薬品の販売に結びつけようとするのではなく、相手にとって常に適切な対処方法を勧めるようにしましょう。

b→自分では判断や対処が難しい疾病もあるため、一般用医薬品で症状の改善が見られなかったり悪化した時には、早めに医師による診察を受けることが望ましいといえます。

c→購入者は医薬品に関する科学的な証拠に基づいた正確な情報を必要としていますが、だからといって聞きなれない専門用語を並べて説明を受けても理解できません。
わかりやすい言葉に置き換えて、購入者がよく理解できるように説明する必要があります。

d→購入者にとって自分に合った医薬品を選ぶのは簡単なことではありません。
医療関係者の一員として寄り添った情報提供をしていくことで、購入者のセルフメディテーションに貢献できます。

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02

a.誤り
 
 必ずしも医薬品の販売に結びつけるような情報提供をするのではなく、
医療機関の受診や、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合があることに留意しましょう。


b.正しい

 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには速やかに医療機関の受診をすることを勧めましょう。


c.誤り

 購入者等に対して科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行う必要があるため、専門家でない購入者が分かるよう、平易な言葉を使用してわかりやすく説明する必要があります。


d.正しい

 購入者等のセルフメディケーションについて、販売者としてだけではなく、医療関係者の一員であるという自覚をもち、
情報提供をしていく必要があります。

参考になった数7

03

a 誤

セルフメディケーションの主役は、一般の生活者です。

薬剤師や登録販売者などの専門家による情報提供は、必ずしも医薬品の販売につなげることはありません。

受診が必要と判断された場合には、医師の診察をすすめたり、医薬品によらない対処法を提案したりすることも大切です。

b 正

例えば、かぜだと判断してかぜ薬を数日飲んでいても症状が改善しない場合、医薬品の成分による副作用の間質性肺炎や、ほかの疾病のおそれがあるからです。

漫然と一般用医薬品を飲み続けるべきではありません。

c 誤

セルフメディケーションの主役の一般の生活者にも理解しやすいように、薬剤師や登録販売者などの専門家は、わかりやすい説明を心がけます。

正確な情報提供がなければ、医薬品はただの薬物です。

d 正

医薬品の情報提供をするだけでなく、使用するのは購入者なのか、頻回購入をしていないかなど、使用目的も確認することで、より医薬品の不適切使用を避けることができます。

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