登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問25
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
解熱鎮痛成分に関する記述について、正しいものはどれか。
- アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が起こりにくい。
- アセトアミノフェンは、解熱、鎮痛、抗炎症作用が期待できる。
- サザピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。
- ピリン系の解熱鎮痛成分として、アスピリンやサザピリンがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が「起こりやすい」ので注意が必要です。
2.誤り
アセトアミノフェンは、解熱、鎮痛効果はありますが、末梢における抗炎症作用は期待できません。
3.正しい
サザピリンの他、アスピリンやイブプロフェンは、一般用医薬品であっても15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはいけません。
4.誤り
「〜ピリン」と呼びますが、アスピリンやサザピリンはピリン系の解熱鎮痛成分ではありません。
一般用医薬品として販売されているのは、イソプロピルアンチピリンのみです。
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02
1→ アスピリンは胃粘膜へ直接刺激する作用があり、胃腸障害を引き起こすことがあります。
2→ アセトアミノフェンには鎮痛、解熱の作用がありますが、抗炎症作用はほとんどありません。
発熱時や、頭痛や生理痛など広く処方されますが、リウマチなど強い炎症を伴う痛みには向きません。
3→サザピリンは、いかなる場合でも小児に使用してはいけません。
ライ症候群という小児にみられる急性脳症の発症と大きく関連があるといわれているためです。
4→アスピリンやサザピリンはピリン系の解熱鎮痛成分ではありません。
アスピリンができた後にピリン系薬が誕生しました。
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03
1 誤
胃腸障害が比較的起こりにくいのは、アセトアミノフェンです。
アスピリンは、15歳未満の小児や出産予定日12週以内の妊婦には使用しないこととされています。
2 誤
アセトアミノフェンは中枢作用で解熱鎮痛をもたらすため、抗炎症作用はほとんど期待できません。
服用時は、肝機能障害に注意が必要です。
3 正
サザピリンのほか、アスピリン、イブプロフェンについても、15歳未満小児は服用しないこととされています。
また、15歳未満の小児にインフルエンザのおそれがあるときは、エテンザミドやサリチルアミドの使用に注意が必要です。
4 誤
ピリンとあっても非ピリン系成分です。
アスピリンやサザピリンはサリチル酸系解熱鎮痛成分で、一般用医薬品のピリン系成分はイソプロピルアンチピリンです。
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