登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問27
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
主たる有効成分としてジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されている睡眠改善薬に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a ジフェンヒドラミン塩酸塩は、脳内におけるヒスタミンの作用を抑えることにより眠気を促す。
b 15歳未満の小児では、神経過敏や中枢興奮等の副作用が起きやすいため、使用を避ける必要がある。
c 慢性的な不眠症状がある人を対象とするものである。
d 目が覚めたあとは、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感を起こすことはない。
a ジフェンヒドラミン塩酸塩は、脳内におけるヒスタミンの作用を抑えることにより眠気を促す。
b 15歳未満の小児では、神経過敏や中枢興奮等の副作用が起きやすいため、使用を避ける必要がある。
c 慢性的な不眠症状がある人を対象とするものである。
d 目が覚めたあとは、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感を起こすことはない。
- (a 、b)
- (a 、c)
- (b 、d)
- (c 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗アレルギー薬ですが、副作用の眠気を利用して睡眠改善薬に配合されるようになりました。
b.正しい
15歳未満の小児では、かえって神経過敏や中枢興奮等の副作用が起きやすいため、使用を避ける必要があります。
15歳未満の小児の場合は医療機関を受診しましょう。
c.誤り
慢性的な不眠症状があるばあいは、医療機関で相談しましょう。
d.誤り
覚醒後、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感などが起こることがありますから、運転や危険を伴う作業を行う場合には注意が必要です。
できるだけ避けたほうが良いでしょう。
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02
a→ ジフェンヒドラミン塩酸塩は、ヒスタミンの作用を抑えるため、炎症の抑制や鎮痛効果があります。
風薬や鼻炎薬として用いられていますが顕著な眠気が副作用としてあげられています。
その副作用を利用して睡眠改善薬としても用いられています。例として「ドリエル」があります。
b→ 15歳未満の小児が服用すると興奮やけいれんを起こすことがあるので服用させてはいけません。
さらに、緑内障や前立腺肥大症を患っている人、また妊娠中、授乳中の人も服用を避けるべきです。
c→ 慢性的な不眠を抱えている人が服用するのは適切ではありません。
d→ 目覚めた後でも薬の作用が体内に残り、注意力や判断力が低下する場合があります。
車の運転や機械の操作などには注意が必要です。
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03
1 正
ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分です。
ヒスタミンは、覚醒の維持や調節に関与しているため、その刺激を抑えることによって眠気を促します。
2 正
15歳未満の小児のほか、妊娠中の人や授乳中の人も使用を避ける必要があります。
妊娠中の不眠には適応対象外となっていて、授乳中の人は胎児に昏睡のおそれがあるからです。
3 誤
寝付きが悪いなどの一時的な睡眠障害に用いられます。
慢性的な不眠症状のある人や、不眠症と診断された人は使用できません。
4 誤
翌日まで、眠気やだるさが残ることがあります。
乗り物や機械の運転は、それらの症状がなくなってからにする必要があります。
また、服用前後の飲酒は避けます。
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