登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問28
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
眠気を促す薬とその成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a ブロムワレリル尿素は、胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦は使用を避けるべきである。
b 生薬成分のみからなる鎮静薬であれば、複数の鎮静薬の併用や、長期連用をしてもよい。
c 寝つきが悪いときの処置として、ジフェンヒドラミン塩酸塩を含む睡眠改善薬とアルコールの併用が推奨される。
d 不眠に関して、一般用医薬品を使用して対処することが可能なのは、特段の基礎疾患がない人における、ストレス、疲労、時差ぼけ等の睡眠リズムの乱れが原因の一時的な不眠や寝つきが悪い場合である。
a ブロムワレリル尿素は、胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦は使用を避けるべきである。
b 生薬成分のみからなる鎮静薬であれば、複数の鎮静薬の併用や、長期連用をしてもよい。
c 寝つきが悪いときの処置として、ジフェンヒドラミン塩酸塩を含む睡眠改善薬とアルコールの併用が推奨される。
d 不眠に関して、一般用医薬品を使用して対処することが可能なのは、特段の基礎疾患がない人における、ストレス、疲労、時差ぼけ等の睡眠リズムの乱れが原因の一時的な不眠や寝つきが悪い場合である。
- (a 、b)
- (a 、d)
- (b 、c)
- (c 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a.正しい
ブロムワレリル尿素は鎮静成分でカゼ薬などに含まれていますが、胎児に障害を引き起こす可能性があるため妊娠を希望している方や妊娠中の方は使用を避けるべきです。
b.誤り
生薬成分のみでも同じ成分や効能のものを併用してしまうと効果が強く出たり副作用を起こす可能性が高くなります。
また、長期連用することも良くありません。
不眠が強く、一般用医薬品だけでは効果が少ない場合には、医療機関に相談することが大切です。
c.誤り
アルコールと薬剤の併用は薬剤の血中濃度が長時間続き効果が強く出てしまったり、副作用を起こしやすくしてしまいます。
どんな薬剤もアルコールと併用してはいけません。
d.正しい
一般用医薬品の眠気を促す薬は、基礎疾患がなく、疲労やストレス、睡眠のリズムの乱れが原因の一時的な不眠に使用されます。
慢性的な不眠の場合は、医療機関で相談しましょう。
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02
a→ プロムワレリル尿素は、鎮痛成分で、脳の興奮を抑えて感覚を鈍くする作用があるといわれています。
胎児障害の可能性があるため、妊婦または妊娠している可能性のある女性は使用を避けるべきです。
b→ 生薬成分のみの鎮痛薬でも、併用や長期連用は避けるべきです。
成分が重複したり、作用が強く出すぎて身体に負担になってしまう場合があります。
c→ 睡眠薬とアルコールの飲み合わせには注意が必要です。
アルコールには睡眠薬と似た作用があり、相乗効果によって睡眠作用が強くなります。
睡眠作用が強くなりすぎると、身体の機能が抑えられ、呼吸困難になったり意識を失ったりする場合があります。
d→ 病気などの原因がなく、一時的な不眠の場合は一般用医薬品によるセルフケアが可能です。
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03
a 正
ブロムワレリル尿素は、脳の興奮を抑える催眠鎮静成分です。
眠気を促す薬よりも、解熱鎮痛剤に用いられることがあります。
急性中毒のおそれがあるため、大量摂取を避ける必要があります。
b 誤
神経の興奮や緊張を和らげる生薬成分には、サンソウニン、カノコソウなどがあります。
生薬の成分でも、ほかの眠気を促す薬との併用は避け、漫然的な長期連用は避けます。
c 誤
ジフェンヒドラミン塩酸塩は、服用前後のアルコール摂取を避けることとされています。
また、翌日まで眠気やだるさが残ることがあるため、乗り物や機械の運転にも注意が必要です。
d 正
一時的な睡眠障害に用いられるのが、一般用医薬品の催眠鎮静薬です。
慢性的な不眠症状のある人や、不眠症の診断を受けた人は、使用できません。
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