登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問36
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問題
登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
胃腸鎮痛鎮痙薬の使用及び医療機関への受診勧奨に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 痛みが次第に強くなる、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合には、医師の診療を受けるまでの当座の対処として一般用医薬品の胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが望ましい。
b 血尿を伴って側腹部に痛みが生じた時は、腎臓や尿路の病気が疑われ、これらについて胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することは適当でない。
c 下痢に伴う腹痛については、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが適当である。
d 小児では、内臓に異常がないにもかかわらず、へその周りに激しい痛みが繰り返し現れることがあり、長時間頻回に腹痛を訴えるような場合には、医療機関に連れて行く等の対応が必要である。
a 痛みが次第に強くなる、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合には、医師の診療を受けるまでの当座の対処として一般用医薬品の胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが望ましい。
b 血尿を伴って側腹部に痛みが生じた時は、腎臓や尿路の病気が疑われ、これらについて胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することは適当でない。
c 下痢に伴う腹痛については、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが適当である。
d 小児では、内臓に異常がないにもかかわらず、へその周りに激しい痛みが繰り返し現れることがあり、長時間頻回に腹痛を訴えるような場合には、医療機関に連れて行く等の対応が必要である。
- a 正 b 誤 c 正 d 正
- a 正 b 正 c 正 d 誤
- a 正 b 正 c 誤 d 誤
- a 誤 b 正 c 誤 d 正
- a 誤 b 誤 c 正 d 正
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この過去問の解説 (3件)
01
a.誤り
痛みが次第に強くなったり、原因不明の痛みが30分以上続く等の場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。
不適切な薬品の使用は診察に影響を及ぼし、適切な判断が難しくなります。
b.正しい
腎臓や尿路の病気が疑われるような痛みが生じた場合は速やかに医療機関に受診しましょう。
不適切な適応の医薬品を使用することは、正しい診療の妨げになったり、体調の悪化に結びつくので控えましょう。
c.誤り
下痢を伴う腹痛は感染性の症状を疑います。
感染性の下痢の場合、むやみに胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することで症状が増悪することがあるので注意が必要です。
d.正しい
小児では原因のわからない腹痛が繰り返し起こることがあります。内臓に問題がある場合もありますから安易な判断はせず、医療機関を受診しましょう。
内臓に問題がなく腹痛が繰り返し起こる場合には、ストレス性の腹痛が考えられます。
どちらにしても、速やかに医療機関に受診することが大切です。
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02
胃腸鎮痛鎮痙薬とは、胃腸の「痛み」と「痙攣」を鎮める薬です。
a→医師による診療までのあいだに一般用医薬品の胃腸鎮痛鎮痙薬を用いると、痛みの原因がどこかわからなくなり、適切な診断と治療を行けられなくなることがあるので、安易に胃腸鎮痛鎮痙薬を用いることは避けなければなりません。
b→胃腸鎮痛鎮痙薬は、胃腸に対して作用する薬のため、血尿などの症状があり腎臓や尿路の病気が疑われる場合には、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用するのではなく、医師による治療を受けることが必要です。
c→ 下痢に伴う腹痛の場合は、下痢の症状に対処するほうが優先されます。
胃腸鎮痛鎮痙薬では下痢止めとしての効果は期待できないでしょう。
d→小児においては、臍の周りに繰り返し痛みを訴えることがあり、これを「反復性臍疝痛」といいます。
心因性の腹痛であり、ストレスが蓄積されることによって発症するといわれています。
日常生活に支障をきたす場合もありますので、早めに医療機関を受診することが望ましいでしょう。
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03
a.誤:30分だろうと20分だろうと原因がわからない場合、
適当に医薬品を使っても無意味な場合が多いです。
すぐ病院にいくべきです。
これはひっかけ問題です。
b.正:血尿なんて単語が出た時点で医薬品の出番はありません。
即病院です。
c.誤:昔は「おなかにくるかぜ」なんて呼び方もしていましたが、
ノロのようなウイルス系によるものが原因の可能性が高いです。
医薬品の服用では駄目です。
d.正:ここは正解ですが、医薬品でいいんじゃないのと
思わせるようなひっかけ問題が出題されることはあります。
大抵「医師の診察を受ける」が正解です。
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