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登録販売者の過去問 平成26年度 主な医薬品とその作用 問37

問題

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駆虫成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。


a  サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

b  カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

c  リン酸ピペラジンは、 蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。

d  パモ酸ピルビニウムは、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び 蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
   1 .
(a 、b)
   2 .
(a 、c)
   3 .
(b 、d)
   4 .
(c 、d)
( 登録販売者試験 平成26年度 主な医薬品とその作用 問37 )
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この過去問の解説 (3件)

32
正解は1です。

a→ サントニンは、寄生虫の代表的なものである回虫に直接作用して麻痺状態にし、体外に排出させる働きをします。

b→ カイニン酸は、虫下しとして用いられていた海藻のマクリから発見された成分です。
回虫に直接作用して痙攣を起こさせ、体内から排出させることを目的として用いられます。

c→ リン酸ピペラジンは、回虫や蟯虫の駆除に用いられる成分です。
回虫に対して直接作用し、アセチルコリンの伝達を妨げる働きがあり、運動筋を麻痺させて体内から排出させることを目的として用いられます。

d→ パモ酸ピルビニウムは、蟯虫に対して直接作用し、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用をもたらします。
副作用を避けるため、ヒマシ油との併用は避けなければなりません。

付箋メモを残すことが出来ます。
16
正解は1

a.正しい
 サントニンには回虫の自発運動を抑制する作用があり、排便とともに排出する目的で使用されます。
 サントニンは肝臓で代謝され肝機能を悪化させることがあるため、肝臓病がある人には使用は避けましょう。


b.正しい
 カイニン酸は回虫に痙攣を起こす作用があり、自発運動ができなくなった回虫を排便とともに排出する目的で使用されます。
 カイニン酸を含む生薬には「マクリ」が配合されていることがあります。マクリは煎薬として回虫の駆除に使用されます。


c.誤り
 リン酸ピペラジンは、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用があります。
 蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える作用があるのは「パモ酸ピルビニウム」です。


d.誤り
 パモ酸ピルビニウムは蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える作用があり、殺虫作用があります。
 アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し駆虫させる成分は「リン酸ピペラジン」です。

3
正解は1です。

a.正:サントニンとリン酸ピペラジンは肝臓病の人は注意が必要です。


b.正:回虫の薬は卵や腸管の外にいる幼虫には効かないので、
 1ヶ月後以上間をおいて再度使用することがあります。


c.誤:今回の出題でもそうですが、cとdのように
成分の効果を入れ替えた問題は多いです。
 リン酸→運動筋麻痺、パモ酸→呼吸や栄養の代謝を抑える
 混同しないようにしましょう。


d.誤:医薬品であるのは回虫と蟯虫の薬のみです。
 条虫や吸虫は病院での対応になります。

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