登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問45

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 平成26年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)に関する記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、2箇所の( a )内は、どちらも同じ字句が入る。

内服アレルギー用薬は、蕁麻疹や湿疹、かぶれ及びそれらに伴う皮膚の痒又は鼻炎に用いられる内服薬の総称で、( a )成分を主体として配合されている。また、( a )成分に、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状の緩和を目的として、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる( b )成分や鼻汁分泌やくしゃみを抑える( c )成分等を組み合わせて配合されたものを鼻炎用内服薬という。
  • a 抗コリン     b アドレナリン作動 c 抗ヒスタミン
  • a 抗ヒスタミン   b 抗コリン     c アドレナリン作動
  • a アドレナリン作動 b 抗ヒスタミン   c 抗コリン
  • a 抗ヒスタミン   b アドレナリン作動 c 抗コリン
  • a アドレナリン作動 b 抗コリン     c 抗ヒスタミン

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は4

a.抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用をする成分で、アレルギー薬に配合されています。


b.アドレナリン作動成分は、鼻粘膜の充血や腫れを和らげる成分で、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎の症状緩和を目的に配合されています。


c.抗コリン成分は、鼻汁分泌やくしゃみを抑えるために配合されています。

参考になった数30

02

正解は4です。

a→ アレルギー用薬は、アレルギー症状の原因となるヒスタミンやセロトニンなどの化学伝達物質の働きを抑える薬です。
抗ヒスタミン成分によって、アレルギーによる諸症状が緩和されることを目的として配合されています。
配合される抗ヒスタミン成分の例として、マレイン酸クロルフェニラミンやマレイン酸カルビノキサミンなどがあります。


b→アドレナリン作動成分には、交感神経を刺激する作用があります。
これによって、鼻腔内にある毛細血管の収縮が起こり、鼻づまりなどの鼻炎による諸症状が緩和されます。
配合されるアドレナリン作動成分の例として、メチルエフェドリン塩酸塩などがあります。


c→抗コリン成分は、副交感神経の働きを弱める作用があります。
「副交感神経遮断成分」とも呼ばれます。
くしゃみや鼻水といった症状を緩和します。
配合される抗コリン成分の例としては、ベラドンナ総アルカロイドやヨウ化イソプロパミドなどが配合されています。

参考になった数20

03

4が正解です。

a.ジフェンヒドラミン、カルビニキサミン、クレマスチン等が
 あります。

b.メチルエフェドリン、塩酸プソイドエフェドリン(PSE)が有名です。

c.ヨウ化イソプロパミド、ベラドンナ総アルカノイドがあります。
 
 この抗ヒスタミン成分、アドレナリン作動成分、抗コリン成分、
 そして抗炎症成分のグリチルリチン酸、トラネキサム酸は
 しっかり覚えておきましょう。

参考になった数3