登録販売者の過去問
平成26年度(地域1)
人体の働きと医薬品 問76

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問題

登録販売者試験 平成26年度(地域1) 人体の働きと医薬品 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。


a  消化性潰瘍は、胃のもたれ、食欲低下、吐きけ、胃痛、消化管出血に伴って糞便が黒くなる等の症状が現れる。

b  イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、腹痛等の症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。

c  普段から便秘傾向のない成人に比べて、小児や高齢者はイレウス様症状(腸閉塞様症状)を発症するリスクが低い。

d  医薬品によっては、一過性の軽い副作用として、口渇、便秘、軟便、下痢等が現れることがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

a…正しいです。
自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもあります。

b…正しいです。
悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を生じたり、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性があります。

c…誤りです。
イレウス様症状は、普段から便秘傾向の人だけでなく、小児や高齢者も発症のリスクが高いです。

d…正しいです。

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02

c.普段から便秘がちな人、小児、高齢者はイレウス様症(腸閉塞様症状)を発症するリスクが高くなります。

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03

3が正解です。

a.正:自覚症状が乏しい時があり、
 検査時に発見されることもあります。

b.正:ロペラミドが原因になることが多いです。
 腸管運動が麻痺するので、おなら停止や腸内細菌異常増殖等も起こります。

c.誤:小児や高齢者に関しては普通、成人よりリスクは高いです。
 言葉のひっかけに気を付けましょう。

d.正:サントニン等でも口渇症状が起こることがあります。

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