登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問7

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品と他の医薬品や食品との相互作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


a  医療機関で治療を受けている場合、一般用医薬品を併用しても問題ないかどうかについては、治療を行っている医師又は歯科医師若しくは処方された医薬品を調剤する薬剤師に確認する必要がある。

b  相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。

c  かぜ薬と解熱鎮痛薬では、成分や作用が重複することはなく、これらの薬効群に属する医薬品の併用は問題ない。
  • (a)正   (b)正   (c)正
  • (a)正   (b)正   (c)誤
  • (a)誤   (b)正   (c)正
  • (a)誤   (b)誤   (c)正
  • (a)正   (b)誤   (c)誤

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正しい組み合わせは2です。

a,bについては設問のとおりです。

誤っているcについてですが、
そもそも、かぜ薬はかぜの諸症状に対する成分が配合されています。諸症状とは頭痛や発熱、くしゃみ、せき、鼻づまりなどです。解熱鎮痛剤には発熱や痛みに効く成分からなる薬です。アスピリンやアセトアミノフェン、イブプロフェンといったものが代表例です。これらの成分が重複している可能性は高く、併用には問題があります。

参考になった数19

02

相互作用に関して、
・治療中の症状や薬等がある時に一般用医薬品を併用することによって、何か問題が起きてしまうことがあります。
一般用医薬品は気軽に買えるため、そのような問題があると思っていない方も多いので、気を付けてください。
・相互作用は、その医薬品と相互作用が生じる恐れがあるものを一緒に摂取した時だけに起こりうるものではなく、服用の前後の期間でも摂取すると相互作用が生じる場合もあります。
なので、「まだ1時間後に服用だから良いや」等と勝手な判断で摂取してしまうと、とても危険です。
・かぜ薬には大抵、熱を下げるためや頭痛を改善するためのアセトアミノフェンやイブプロフェンといった解熱鎮痛剤が配合されています。
なので、かぜ薬と解熱鎮痛薬では成分や作用が重複してしまうので、併用は避けてください。
となります。

よって、
aは問題文の通りなので正しい。
bも問題文の通りなので正しい。
cは「成分や作用が重複することなく、これらの薬効群に属する医薬品の併用はない」ではなく、「成分や作用が重複するので、これらの薬効群に属する医薬品の併用はある」となるので間違い。
となるので、2が正解です。

参考になった数16

03

正解:2

医薬品と他の医薬品や食品との相互作用に関する問題

a 正:問題文の通りです。

b 正:問題文の通りです。

c 誤:多くのかぜ薬には解熱鎮痛成分が配合されています。同様の作用を持つ医薬品成分を摂取しすぎると、作用が強く現れすぎたり好ましくない副作用が生じたりすることがあります。

参考になった数1