登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問73
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれ か。
a パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すほか、胃液分泌を抑える作用もある。
b オキセサゼインは、妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている。
c ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)が生じることが知られている。
d 下痢に伴う腹痛については、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが適当である。
a パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すほか、胃液分泌を抑える作用もある。
b オキセサゼインは、妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている。
c ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)が生じることが知られている。
d 下痢に伴う腹痛については、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが適当である。
- (a 、b)
- (a 、c)
- (a 、d)
- (b 、c)
- (c 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
・パパべリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示します。
しかし、胃液分泌を抑える作用はありません。
・オキセサゼインは、妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊娠又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では使用を避けることとされています。
・ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)が生じることが知られています。
・下痢に伴う腹痛については、止瀉薬または医療機関での受診がおススメです。
よって、
aは「胃酸分泌を抑える作用もある」が「胃酸分泌を抑える作用はない」となるので間違い。
bは問題文の通りなので正しい。
cも問題文の通りなので正しい。
dは「胃腸鎮痛鎮痙薬」が「止瀉薬または医療機関での受診」となるので間違い。
となるので、bcの組み合わせの4が正解です。
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02
b 正しいです。オキセサゼインは局所麻酔作用、胃液分泌を抑える作用があります。また、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では使用を避けることも合わせておぼえておきましょう。
c 正しいです。胃腸鎮痛鎮痙薬として、よく出題されるブチルスコポラミン臭化物は抗コリン成分です。
d 下痢への対処が優先なので、誤りです。
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03
a.誤
パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示しますが、胃液分泌を抑えることはありません。
緑内障の診断を受けた人には悪化させる恐れがあるため、注意が必要です。
b.正
オキセサゼインは、消化管粘膜や平滑筋の局所麻酔作用の他、胃酸の分泌を抑える作用もあります。
妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では使用を避けます。
c.正
ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用として悪心・嘔吐、呼吸困難等のアナフィラキシーショックが生じることが知られています。
d.誤
下痢に伴う腹痛については、まず下痢への対処が優先されます。
便の様子や何を食べたかなどを確認し、適切な対処をすることが大切です。
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