登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問77
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
コレステロールに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質である。
b 低密度リポタンパク質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。
c 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階から動悸等の自覚症状を伴うことが多い。
d コレステロールは水に溶けにくい物質で、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
a コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質である。
b 低密度リポタンパク質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。
c 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階から動悸等の自覚症状を伴うことが多い。
d コレステロールは水に溶けにくい物質で、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
- (a)正 (b)正 (c)誤 (d)誤
- (a)誤 (b)誤 (c)正 (d)誤
- (a)正 (b)誤 (c)正 (d)正
- (a)誤 (b)正 (c)正 (d)誤
- (a)正 (b)誤 (c)誤 (d)正
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この過去問の解説 (3件)
01
・コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質です。
・低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを肝臓から末梢神経へ運びます。
・低密度リポタンパク質が多く高密度リポタンパク質が少ないと、末梢組織に蓄積して、心臓病や動脈硬化等の生活習慣病を招く危険性が高くなります。
・コレステロールは水に溶けにくい物質で、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在します。
よって、
aは問題文の通りなので正しい。
bは「末梢神経のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶ」が「コレステロールを肝臓から末梢神経へ運ぶ」となり間違い。
cは「生じる以前の段階から動悸などの自覚症状を伴う」が「生じる以前の段階では自覚症状がない」となり間違い。
dは問題文の通りなので正しい。
となるので、5の組み合わせが正解です。
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02
コレステロールは、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質です。
この問題文は高密度リポタンパク質(善玉菌)についてですので、誤りです。
c 生活習慣病は自覚がないことも多いので、誤りです。
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03
a.正
コレステロールは細胞の構成成分で、髪や皮膚を滑らかにし、脂肪の消化吸収を助ける胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に必要です。
b.誤
コレステロールにはLDLコレステロールとHDLコレステロールがあります。
HDLは、善玉コレステロールとも呼ばれ、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運びます。
LDLはコレステロールを肝臓から末梢組織へと運びます。
c.誤
高コレステロール血症や糖尿病、肥満などの生活習慣病は、自覚症状がないことも多いため、健康診断などを定期的に受けることなどが大切です。
d.正
コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液に溶けません。
そのため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって全身に運ばれていきます。
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