登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問85
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問題
登録販売者試験 平成28年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問85 (訂正依頼・報告はこちら)
眼科用薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 別の人が使用している点眼薬は、容器の先端が睫毛(まつげ)等に触れる等して中身が汚染されている可能性があり、共用することは避けることとされている。
b コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきでない。
c 局所性の副作用として、目の充血や痒み、腫れがあらわれることがあるが、全身性の副作用が現れることはない。
d 点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢内の容積よりも少ないため、一度に数滴点眼すると薬液が結膜嚢内に行き渡り、より高い効果が得られる。
a 別の人が使用している点眼薬は、容器の先端が睫毛(まつげ)等に触れる等して中身が汚染されている可能性があり、共用することは避けることとされている。
b コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきでない。
c 局所性の副作用として、目の充血や痒み、腫れがあらわれることがあるが、全身性の副作用が現れることはない。
d 点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢内の容積よりも少ないため、一度に数滴点眼すると薬液が結膜嚢内に行き渡り、より高い効果が得られる。
- (a 、b)
- (a 、c)
- (a 、d)
- (b 、d)
- (c 、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
・別の人が使用している点眼薬は、容器の先端が睫毛(まつげ)等に触れる等して中身が汚染されている可能性があり、共用することは避けることとされています。
・コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきではありません。
・局所性の副作用として、目の充血や痒み、腫れ、全身性の副作用として、発疹、発赤、痒み等が現れることがあります。
・点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢内の容積よりも多いため、一度に数滴点眼しても効果が増すわけではなく、鼻粘膜や喉から吸収されて副作用を起こしやすくなります。
よって、
aは問題文の通りで正しい。
bも問題文の通りで正しい。
cは「全身性の副作用が現れることはない」が「全身性の副作用として、発疹、発赤、痒み等が現れることがある」となり間違い。
dは「結膜嚢内の容積よりも少ないため、一度に数滴点眼すると薬液が結膜嚢内に行き渡り、より高い効果が得られる」が「結膜嚢内の容積よりも多いため、一度に数滴点眼しても効果が増すわけではなく、鼻粘膜や喉から吸収されて副作用を起こしやすくなる」となり間違い。
となるので、1の組み合わせが正解です。
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02
a→ 点眼薬の共用は避けるべきです。
点眼薬を介して細菌や病気がうつる可能性があります。
b→ コンタクトレンズの種類によっては、点眼薬によってレンズに悪影響が及ぶ場合もあります。
パッケージや説明書に記載されている情報を良く読み、誤った方法で使用しないよう注意が必要です。
c→ 点眼薬の副作用には、全身性のものもあります。
点眼薬の成分は目の表面から入り、喉の奥のほうへと流れ、消化管をたどり、全身循環へと移動することがあるので、全身性の副作用が出ます。
例として、呼吸器性障害や心血管性障害が報告されています。
d→ 点眼薬1滴の量はおよそ0.04~0.05㍉といわれており、まぶたのなかでの許容量は0.02~0.03㍉といわれています。
点眼薬のさしすぎにより、薬の無駄遣いになってしまったり、副作用につながることもあるので、規定量を超えて使用することのないように注意が必要です。
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03
a.正
点眼薬を家族間等で共用すると、容器の先端が睫毛等に触れる等して中身が汚染され、眼病などがうつる原因となることがあるため、避けるようにします。
b.正
特にソフトコンタクトレンズは、点眼液に含まれている防腐剤などが吸着しやすく、装着したまま点眼することで角膜を傷つける可能性があります。
c.誤
点眼後の薬液は、鼻腔を通じて流れ込み、鼻や喉の粘膜から吸収されます。
点眼後に眼頭を抑えることで鼻腔内への流入を防ぐことができます。
d.誤
点眼薬は一度で充分な量が点滴できます。
一度に数滴点眼しても効果は変わりなく、むしろ発疹や痒みなどの副作用を起こしやすくなります。
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