登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問104

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問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問104 (訂正依頼・報告はこちら)

次の医薬品成分と、それを含有することにより内服用の一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載することとされているものの組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。


a  エテンザミド ――― 腎臓病

b  ジプロフィリン ―― てんかん

c  次硝酸ビスマス ―― 胃・十二指腸潰瘍
  • (a)正   (b)正   (c)正
  • (a)正   (b)正   (c)誤
  • (a)誤   (b)正   (c)正
  • (a)正   (b)誤   (c)誤
  • (a)誤   (b)誤   (c)誤

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(a)正   (b)正   (c)正 です。

a→ エテンザミドは、頭痛薬や感冒薬に良く配合されています。

腎機能障害を持つ人は、薬効成分によって症状が悪化する可能性があるため相談が必要です。

b→ ジプロフィリンは、中枢神経系に作用する成分で、酔い止めなどによく配合されています。

この作用がてんかんの症状を引き起こす可能性があるため、相談が必要です。

c→ 次硝酸ビスマスは、強い収斂作用があるのが特徴で、下痢止めなどによく配合されています。

消化系に潰瘍がある場合は、患部から次硝酸ビスマスの成分が吸収されて副作用を引き起こす可能性があるため、相談が必要です。

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02

医薬品成分について、

・エテンザミドは、腎臓病の他に、アスピリン喘息・小児のインフルエンザ・消化性潰瘍・重度の肝臓病・重度の心臓病・妊娠末期の患者等も当てはまります。

・ジプロフィリンは、てんかんの他に、急性心筋梗塞・重篤な心筋障害・甲状腺機能亢進症・急性腎炎・高齢者・小児等も当てはまります。

・次硝酸ビスマスは、胃・十二指腸潰瘍の他に、便秘等も当てはまります。

よって、全組み合わせが正しいので(a)正 (b)正 (c)正 が正解になります。

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03

解答:(a)正   (b)正   (c)正

a.正

エテンザミドを服用中に尿が少なくなったり、尿の濁り・泡立ちが出るなど腎臓病の初期症状が出た場合は使用を中止し、受診するようにします。

b.正

ジプロフィリンは気管支拡張薬ですが、てんかん、甲状腺や腎臓・心臓に疾患のある人の症状を悪化させることがあるため、注意が必要です。

c.正

次硝酸ビスマスは、胃・十二指腸潰瘍の診断を受けた人が服用したり、長期に連用した場合などに精神神経障害が発現するおそれがあります。

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