登録販売者の過去問
平成28年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問108

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問題

登録販売者試験 平成28年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問108 (訂正依頼・報告はこちら)

次の医薬品成分等のうち、それを含有することにより内服用の一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に、「次の症状がある人」として「排尿困難」 と記載することとされていない成分等はどれか。
  • ロートエキス
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • イソプロパミドヨウ化物
  • テオフィリン
  • 構成生薬としてマオウを含む漢方処方製剤

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この過去問の解説 (3件)

01

内服用の一般用医薬品の添付文書の相談することについて、
・ロートエキス:妊婦・妊娠していると思われる人・高齢者・排尿困難・心臓病・緑内障等
・クロルフェニラミンマレイン酸塩:排尿困難・緑内障等
・イソプロパミドヨウ化物:排尿困難・緑内障・心臓病等
・テオフィリン:てんかん・甲状腺機能亢進症・急性腎炎・うっ血性心不全・肝臓障害・高齢・妊婦・妊娠していると思われる人・授乳中・小児等
・構成生薬としてマオウを含む漢方処方製剤:治療を受けている人・妊婦・妊娠していると思われる人・胃腸の弱い人・発汗傾向の著しい人・高齢者・排尿困難・高血圧・心臓病・腎臓病・甲状腺機能障害等
となっています。

よって、 テオフィリンのみ排尿困難が当てはまらないので4が正解です。

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02

正解は4です。

1・2・3→ ロートエキス、クロルフェニラミンマレイン酸塩、イソプロパミドヨウ化物はいずれも抗コリン作用を持っており、抗コリン作用によって排尿機能が低下し尿が出にくくなる可能性があります。

5→ マオウに含まれているエフェドリンには、アドレナリン作動成分があり、それによって抗コリン成分と同じように尿が出にくくなる可能性があります。

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03

解答:4

1.誤
ロートエキスは胃液の分泌を抑制する成分で、抗コリン作用があります。
アセチルコリンを抑制することで、排尿困難や緑内障などを悪化させることがあるため、注意が必要です。

2.誤
クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン作用以外に抗コリン作用もあります。排尿困難や緑内障などを悪化させることがあるため、注意が必要です

3.誤
イソプロパミドヨウ化物は鼻水を抑える成分で、抗コリン作用があります。
排尿困難や緑内障などを悪化させることがあるため、注意が必要です

4.正
テオフィリンは気管支拡張作用のある天然由来の化合物アルカロイドの一種です。中枢刺激作用やテオフィリン中毒への注意が必要です。

5.誤
マオウの主成分エフェドリンにより、交感神経が刺激され膀胱の緊張が減少することがあるため、排尿困難になるおそれがあります。
また、前立腺肥大がある場合には、尿閉があらわれるおそれがあります。

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