登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問11
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問題
登録販売者試験 平成27年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
妊婦、妊娠していると思われる女性及び母乳を与える女性( 授乳婦 )に関する記述について、誤っているものはどれか。
- 医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られている。
- 一般用医薬品においては、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価は容易である。
- ビタミンA含有製剤を妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
- 便秘薬には、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
母乳を介して、乳児がその医薬品の成分を摂取し、悪影響を及ぼすこともあるため、注意が必要です。
2 ×:胎児に対する医薬品の影響は未解明のことが多いため、妊婦が一般医薬品を使用した場合における安全評価は難しいです。
3 〇:妊娠中にビタミンAを大量摂取することにより、新生児の先天異常のリスクが増大します。
そのため、妊娠3ヶ月前~妊娠3ヶ月はビタミンAの過剰摂取を避ける必要があります。
4 〇:便秘薬には、配合成分やその用量によっては、流産や早産を誘発するおそれがあるものがあります。
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02
1…正しいです。
メチルエフェドリン塩酸塩やプソイドエフェドリン塩酸塩、カフェイン等が乳汁中に移行する可能性があります。
2…誤りです。
妊婦における使用経験に関する科学的データが限られているため、安全性の評価が困難とされていることが多いです。
3…正しいです。
十分注意して適正に使用するか、又は使用そのものを避ける必要があります。
4…正しいです。
3と同じく、十分注意して適正に使用するか、又は使用そのものを避ける必要があります。
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03
1.正
成分の一部が乳汁中に移行するものがあり、例えば授乳婦がジフェンヒドラミン塩酸塩を服用していた場合、乳児に昏睡のおそれがあるとされています。
2.誤
妊婦の使用経験が限られ、胎児への影響が不明なものが多く、その安全性の評価は困難です。
3.正
ビタミンAは胎児に先天性異常を起こす危険性が高く、また脂溶性ビタミンで体内に蓄積するため、妊娠中のビタミンA製剤や、ビタミンAを多く含むレバーなどの食品の摂取には注意が必要です。
4.正
便秘薬によって腸が刺激され、流産や早産のおそれが出てくる場合があります。
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