登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
主な医薬品とその作用 問47
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問題
登録販売者試験 平成27年度(地域1) 主な医薬品とその作用 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
外皮用薬として用いられる非ステロイド性抗炎症成分に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a インドメタシンは、皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透してプロスタグランジンの産生を抑える。
b ケトプロフェンは、皮膚の炎症によるほてりや痒み等の緩和を目的として用いられる。
c ジクロフェナクナトリウムは、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛等を目的として用いられる。
d フェルビナクは、殺菌作用を有するため、皮膚感染症に対しても効果がある。
a インドメタシンは、皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透してプロスタグランジンの産生を抑える。
b ケトプロフェンは、皮膚の炎症によるほてりや痒み等の緩和を目的として用いられる。
c ジクロフェナクナトリウムは、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛等を目的として用いられる。
d フェルビナクは、殺菌作用を有するため、皮膚感染症に対しても効果がある。
- ( a、b )
- ( a、c )
- ( b、d )
- ( c、d )
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この過去問の解説 (3件)
01
b ×:ケトプロフェンは、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛等を目的として用いられます。
c 〇:ジクロフェナクナトリウムは、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛等を目的として用いられます。
d ×:フェルビナクは、殺菌作用がないので皮膚感染症に対しては効果がありません。
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02
正解ーaとc:インドメタシン(a)は腰や関節などのしつこい痛みの元に直接作用して、プロスタグランジンの産生を抑えます。
ジクロフェナクナトリウム(c)も皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透して、プロスタグランジンの産生を抑える作用を示します。筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫などの鎮痛などを目的として、また内服でも解熱鎮痛成分として用いられています。
ケトプロフェン(b)は外用薬に用いられる非ステロイド性抗炎症成分です。ちなみに「皮膚の炎症によるほてりや痒み等の緩和」はステロイド性抗炎症成分の記述です。
フェルビナク(d)もパップ剤としてよく使われる非ステロイド性抗炎症成分ですが、殺菌作用はなく皮膚感染症に対しては効果がありません。皮膚感染症に対してはクロトリマゾールなどの抗真菌薬が用いられています。
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03
a.正
インドメタシンは、皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透するため、筋肉痛や関節痛などに用いられます。
ただし、喘息の副作用を起こす可能性があるため、喘息の既往歴のある人は使用を避けます。
b.誤
ケトプロフェンは、筋肉痛や関節痛などの痛みの緩和に用いられます。
重篤な光線過敏症が発現するおそれがあるため、使用中や使用後は紫外線を避けるようにします。
c.正
ジクロフェナクナトリウムは、皮膚の下層にある骨格筋や関節部まで浸透し、筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛に用いられます。
解熱鎮痛剤としても使用されますが、子供のインフルエンザではインフルエンザ脳症との関連が示唆されるため、使用しません。
d.誤
フェルビナクには殺菌作用はありません。
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