登録販売者の過去問
平成27年度(地域1)
人体の働きと医薬品 問80
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問題
登録販売者試験 平成27年度(地域1) 人体の働きと医薬品 問80 (訂正依頼・報告はこちら)
消化管吸収に関する記述について、誤っているものはどれか。
- 内服薬のほとんどは、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行し、全身作用を現す。
- 内服薬の中には、服用後の作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと溶出するように作られているものもある。
- 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込むのではなく、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
- 全身作用を目的としない内服薬の有効成分は、消化管で吸収されないため、副作用を生じることはない。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.正しい文章です。内服薬はほとんどのものが胃で溶出しますが、腸溶性製剤のような腸で溶け出すように工夫された特殊なものもあります。
3.正しい文章です。
4.誤りです。全身作用を目的としない内服薬であっても、副作用を起こすことはあります。
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02
1.正
内服薬は胃や小腸などの消化管で吸収されたのち、全身に循環します。
2.正
ゆっくりと溶け出す徐放性製剤では、一日一回の服用で24時間効果が持続するものなどがあります。
3.正
医薬品は濃度の高低差による受動的な吸収であるため、吸収量や速度は併用する医薬品や、食事の影響を受けることになります。
4.誤
全身作用を目的としない医薬品でも消化管で一部が吸収され、副作用を生じることがあります。
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03
誤っているものは4です。
全身作用を目的としない内服薬であっても、
消化管内を通過するため、吸収されてしまうものもあり、
その際、副作用を生じることもあります。
他の選択肢1~3は文のとおりで正しい記述です。
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