登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問66

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

眠気を促す薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 生薬成分のみからなる製品であっても、長期連用を避けるべきである。

b ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。

c 酸棗仁湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症、神経症に適すとされるが、胃腸が弱い人、下痢又は下痢傾向のある人では、消化器系の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

d 柴胡加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。
  • ( a )正 ( b )正 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )誤 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )正 ( c )正 ( d )誤

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この過去問の解説 (3件)

01

a 一瞬迷うかもしれませんが、正しいです。生薬由来製品でも必要以上の長期連用は避けるべきです。
b こちらも正しいです。ブロモバレリル尿素は、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきです。
c こちらも正しいです。
d こちらは加味帰脾湯(かみきひとう)についての文章なので、誤りです。柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、「体力中程度以上」の人に適した漢方です。

参考になった数42

02

解答:5

a.正
生薬による作用は緩やかですが、まれに副作用なども起こりうるため、長期連用は避けるべきです。

b.正
ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊娠中は服用しません。また、依存性があり注意が必要です。

c.正
酸棗仁湯は鎮静に用いられますが、一週間くらい服用しても症状が良くならなければ中止します。

d.誤
柴胡加竜骨牡蛎湯は体力中等度以上で、精神不安がある高血圧随伴症状などに効果があります。

参考になった数15

03

a 正

たとえ生薬成分であっても長期連用は避け、受診をすすめます。

b 正

妊娠中の胎児障害のおそれのほか、ブロムワレリル尿素は大量摂取による急性中毒にも注意が必要です。

c 正

体力中等度以下の心身が疲れて弱って眠れないときに適すとされています。

カンゾウを含みます。

d 誤

柴胡加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以上の、精神不安がある人の動悸、不眠、不安に適すとされています。

重篤な副作用としてまれに肝機能障害や間質性肺炎が生じるとされています。

配合によりますが、ダイオウとカンゾウを含みます。

問題文の説明は、加味帰脾湯です。

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