登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問80

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問80 (訂正依頼・報告はこちら)

循環器用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a コウカは、末梢の血行を促して鬱血を除く作用があるとされる。

b ヘプロニカートは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働き、別名コエンザイムQ10とも呼ばれる。

c ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

d 七物降下湯は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状( のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重 )に適すとされる。
  • ( a )正 ( b )正 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )正 ( d )正
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )誤 ( d )誤
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )正 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )誤 ( d )正

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この過去問の解説 (3件)

01

b ヘプロニカートではなく、ユビデカレノンが正しいです。コエンザイムQ10=ユビデカレノン、とおぼえておきましょう。
他はすべて正しいです。

参考になった数41

02

解答:2

a.正
コウカはベニバナを乾燥させたものです。

b.誤
コエンザイムQ10と呼ばれているのは、ユビデカレノンです。健康食品としても販売されています。

c.正
ルチンは蕎麦などの食品に多く含まれています。

d.正
七物降下湯は15歳未満の小児への使用は避けます。

参考になった数14

03

a 正

コウカは、キク科のベニバナを基原とする生薬です。

日本薬局方収載のコウカを煎じて服用するものは、冷え性や血色不良に用いられます。

b 誤

ヘプロニカートは、ニコチン酸を遊離して末梢の血液循環を改善する作用があります。

ビタミンEと併用されることが多いです。

問題の説明は、ユビデカレノンについてです。

ユビデカレノン、つまりコエンザイムQ10は、15歳未満は服用しないこととされています。

c 正

ビタミン様物質とは、ビタミンに似た作用をもつ成分です。

ビタミンと異なる点は、体内で生合成できることです。

d 正

胃腸が弱く下痢をしやすい人には不向きとされています。

また、15歳未満の小児への使用は避けます。

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