登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問83

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

婦人薬の適用対象となる体質・症状及び婦人薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 更年期においては、月経周期が不規則になるほか、不定愁訴として血の道症の症状に加え、冷え症、腰痛等の症状が起こることがあり、こうした症候群を更年期障害という。

b 月経の周期には、視床下部や下垂体で産生されるホルモンと、子宮で産生される女性ホルモンが関与している。

c ボタンピは、鎮痛・鎮痙作用を期待して用いられる。

d 月経の約10日前から3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、興奮、抑鬱などの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。
  • ( a )誤 ( b )正 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )正 ( d )正
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )誤 ( d )誤
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )正 ( d )正
  • ( a )正 ( b )正 ( c )誤 ( d )正

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この過去問の解説 (3件)

01

bのみ誤りで、他は正しい内容です。
b 女性ホルモンが産生されるのは、子宮ではなく卵巣なので、誤りです。

参考になった数35

02

解答:2

a.正
更年期障害では、不定愁訴のほか、のぼせや冷えなどの症状がおきます。

b.誤
女性ホルモンは卵巣で産生されます。

c.正
ボタンピは牡丹の根の皮が薬用部位になります。

d.正
激しいダイエットなどで月経前症候群が悪化することがあります。

参考になった数9

03

a 正

更年期障害は、40歳以降のホルモン分泌量の低下が原因となっています。

男女ともに発症するおそれがあり、自律神経失調症に似ています。

その症状はさまざまで、まとめて更年期障害と呼ばれています。

b 誤

月経の周期には、脳からの指令で卵巣内でホルモンがつくられることが関与しています。

エストロゲンの分泌量が増加してからプロゲステロンに変化し、基礎体温が上昇します。

そのまま受精卵が着床しなければ、子宮内膜が剥がれ落ちて月経になります。

c 正

ボタン科のボタンの根皮を基原とする生薬です。

鎮痛鎮痙作用や鎮静作用のほか、痔の症状の緩和も期待できます。

d 正

月経前症候群は、月経の開始とともに消失したり弱まったりします。

その症状は軽いものから日常生活に支障をきたすものまで、幅広いです。

また、月経前に思い気分障害を生じるものは、月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれ、深刻な精神疾患を引き起こすこともあります。

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