登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問89

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問89 (訂正依頼・報告はこちら)

外皮用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ヘパリン類似物質は、創傷面に浸透して、その部位を通っている血管を収縮させることによる止血効果を期待して用いられる。

b 非ステロイド性抗炎症薬( NSAIDs )は、喘息の副作用を引き起こすことはない。

c ピロキシカムは、光線過敏症の副作用を生じることがあり、野外活動が多い人では、他の抗炎症成分が配合された製品を選択することが望ましい。

d 酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し皮膚を保護する作用を示し、患部が浸潤又は化膿している場合に用いる。
  • ( a )正 ( b )正 ( c )正 ( d )誤
  • ( a )正 ( b )正 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )正 ( b )誤 ( c )誤 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )正 ( d )正
  • ( a )誤 ( b )誤 ( c )正 ( d )誤

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この過去問の解説 (3件)

01

a ヘパリン類似物質は、止血作用ではなく、保湿・血行促進の作用があるとされるので、誤りです。血液凝固を抑える働きがあるため、出血しやすい人には使用を避けます。
b 誤りです。「アスピリン喘息」が該当します。
d 後半、患部が浸潤又は化膿、傷が深いときなどには、表面だけが乾燥して症状悪化の可能性があるので、誤りです。

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02

解答:5

a.誤
ヘパリン類似物質は止血効果ではなく、血行促進作用があります。

b.誤
NSAIDs によりアスピリン喘息などが起こるおそれがあります。

c.正
ピロキシカムには光線過敏症の副作用が生じることがあり、使用中だけでなく使用後も紫外線には注意が必要です。

d.誤
酸化亜鉛は患部が湿潤または化膿している場合などは傷をかえって悪化させるおそれがあるため、使用しないようにします。

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03

a 誤

ヘパリン類似物質は、血行促進成分です。

抗炎症作用、保湿作用、血液凝固を抑える作用があります。

出血しやすい人などは使用を避ける必要があります。

b 誤

喘息を起こしたことがある人は使用しないこととされています。

また、小児や妊婦の使用も避けることとされています。

c 正

光線過敏症は、ケトプロフェンの使用でも注意が必要です。

戸外活動を避け、患部を衣服などで覆うことがのぞましく、使用をやめた後も同様の注意が必要です。

d 誤

酸化亜鉛は、収斂・皮膚保護成分です。

患部のタンパク質と結合して皮膜をつくり皮膚を保護しますが、患部が浸潤又は化膿しているときは使用を避けます。

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