登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問98
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問題
登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問98 (訂正依頼・報告はこちら)
衛生害虫とその防除に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しやすい殻で覆われているため、燻蒸処理を行えば、殺虫効果を示す。
b シラミは、散髪や洗髪、入浴による物理的方法では防除できないため、医薬品による防除が必要である。
c ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒みであるが、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。
d ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、その防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
a ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しやすい殻で覆われているため、燻蒸処理を行えば、殺虫効果を示す。
b シラミは、散髪や洗髪、入浴による物理的方法では防除できないため、医薬品による防除が必要である。
c ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒みであるが、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。
d ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、その防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。
- ( a、c )
- ( a、d )
- ( b、c )
- ( b、d )
- ( c、d )
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この過去問の解説 (3件)
01
・ゴキブリの卵は、卵の殻には医薬品が浸透しないため、燻蒸処理は3週間後にもう一度処理を行い、孵化した幼虫を駆除します。
・シラミは、フェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉を用いたり、散発や洗髪などの物理的な方法等で防除します。
・ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒みでありますが、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫です。
・ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、その防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられます。
となります。
よって、
aは「医薬品の成分が浸透しやすい殻で覆われているため、燻蒸処理を行えば、殺虫効果を示す」が「卵の殻には医薬品が浸透しないため、燻蒸処理は3週間後にもう一度処理を行い、孵化した幼虫を駆除する」となり間違い。
bは「散髪や洗髪、入浴による物理的方法では防除できないため、医薬品による防除が必要である」が「フェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉を用いたり、散発や洗髪などの物理的な方法等で防除する」となり間違い。
cは問題文の通りなので正しい。
dも問題文の通りなので正しい。
となるので、5が正解です。
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02
a 「浸透しやすい殻で覆われているため」が誤りです。ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、 燻蒸処理では殺虫効果を示さないです。そのため3週間位後に、もう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆除する必要があります。
b 散髪や洗髪、入浴による物理的方法でも有効なので誤りです。
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03
a 誤
ゴキブリの卵の殻は、薬剤の浸透性が低くなっています。
燻蒸処理は、期間をあけて繰り返し行う必要があります。
b 誤
シラミは、ピレスロイド系のフェノトリンを人体に使用して駆除を行います。
しかし、頭髪を短くしたり洗髪をしっかりすることによっても、シラミの防除を行えます。
c 正
ノミのほか、蚊なども同様です。
防除においては、忌避成分であるディートが用いられますが、神経毒性が示唆されています。
d 正
有機リン系成分は、コリンエステラーゼと不可逆的に結合して、その働きを阻害します。
誤飲すると縮瞳や筋肉麻痺などがおこります。
また、ウジやボウフラの防除として、有機塩素系のオルトジクロロベンゼンも用いられます。
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