登録販売者の過去問
平成29年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問100

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問題

登録販売者試験 平成29年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問100 (訂正依頼・報告はこちら)

妊娠検査薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン( hCG )の検出反応は、温度の影響を受けない。

b 高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、擬陽性を示すことがある。

c 経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても尿中 hCG が検出されることがある。

d 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の概ね1週間前の検査が推奨されている。
  • ( a、b )
  • ( a、c )
  • ( b、c )
  • ( b、d )
  • ( c、d )

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この過去問の解説 (3件)

01

妊娠検査薬について、
・尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン( hCG )の検出反応は、温度の影響を受けるので、検査場所の室温が極端に高い場合や低い場合にも、正確な検査結果が得られないことがあります。
・高濃度のタンパク尿・糖尿・血液の混入の場合、擬陽性を示すことがあります。
・経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠していなくても尿中 hCG が検出されることがあります。
・一般的な妊娠検査薬は、月経予定日がすぎて概ね1週間以降の検査が推奨されています。
となっています。

よって、
aは「受けない」が「受ける」となり間違い。
bは問題文の通りなので正しい。
cは問題文の通りなので正しい。
dは「1週間前」が「1週間後」となり間違い。
となるので、3が正解です。

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02

bcは正しいです。

a 温度の影響を受けるため、誤りです。
d 月経予定日の概ね1週間前、ではなく、1週間後、の検査が推奨されているため、誤りです。

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03

a 誤

尿中のhCGや妊娠検査薬は、温度の影響を受けやすくなっています。

高温になる場所や、冷蔵庫内での保管は不適切です。

b 正

そのほか擬陽性を示すケースとして、絨毛細胞が腫瘍化していたり、経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を服用していることがあげられます。

c 正

妊娠していても尿中hCG濃度が検出感度に達しておらず、擬陰性になることもあります。

d 誤

月経予定日を過ぎて大体1週目以降の検査が推奨されています。

また、検査に用いるのは、起床直後の尿である早朝尿が望ましいです。

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