登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問11

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  高齢者の基礎体力や生理機能の衰えの度合いは、個人差が大きく、年齢のみから一概にどの程度副作用を生じるリスクが増大しているかを判断することは難しい。
b  高齢者は、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい場合があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要となる。
c  高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を服用する際に喉に詰まらせやすい。
d  医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として60歳以上を「高齢者」としている。
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:正

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この過去問の解説 (4件)

01

答:4

a:正  個々の状況に即した対応が重要とされています。また、持病を抱えている場合が多いため一般用医薬品の使用には注意が必要です。

b:正  そのほか、医薬品を包装容器から取り出すことが難しいなど、家族や周りの協力が必要な場合もあります。

c:正  さらに、医薬品の副作用で口渇を生じることがあります。口渇は誤嚥にもつながりますので注意が必要です。
  
d:誤  65歳以上が高齢者とされています。

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02

解答:4

a.正しい
PTP包装をそのまま飲むなど、想定外の事故も起きているため、高齢者への医薬品の販売は個々の状況に応じて、慎重に対応することが求められます。

b.正しい
視力の低下により、添付文書が読みづらいだけでなく、医薬品の取り違えも増えます。
添付文書の難しい言葉をわかりやすい表現で説明する、表示の見にくい医薬品は注意を促すなどの工夫が、適正な服薬につながります。

c.正しい
高齢者は嚥下障害や誤嚥が起きやすいため、医薬品を飲む前に口を水で湿らせる、ゼリー状オブラートで医薬品を包むなど、飲みやすくする工夫が予防につながります。

d.誤り
目安として65歳以上を高齢者としています。

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03

正解は 4 です。

a:正

また、持病(基礎疾患)があることが多く、一般用医薬品の使用で基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合があります。

b:正

また、手先の衰えのため、医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合もあります。医薬品の取り違えや飲み忘れも起こしやすくなるため、家族や周囲の人のサポートが重要となります。

c:正

また、医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、その場合、誤嚥を起こしやすくなります。

d:誤

医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としています。

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04

正解:4 正 正 正 誤

高齢者への医薬品の使用に関する正誤問題

a 正:問題文の通りです。

b 正:問題文の通りです。

c 正:問題文の通りです。

d 誤:問題文は、「60歳以上」の部分を「65歳以上」に置き換えると正しい文章になります。

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