登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問24

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

呼吸器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支という。
b  吸い込まれた粉塵(じん)等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られ、線毛運動による粘液層の連続した流れによって気道内部から咽頭へ向けて排出される。
c  肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。
d  肺胞は、異物や細菌が侵入してきたときのために粘液層や線毛によって保護されている。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (4件)

01

答:4

a:誤  気管支は、肺の中で複数に枝分かれする部分です。
気管が喉頭から肺までの部分になります。

b:正  排出された異物は唾液とともに嚥下されます。

c:正  間質に炎症が起こる間質性肺炎は、まれに一般用医薬品でも起こることがあります。

d:誤  肺胞はガス交換をするため、粘膜層や線毛はありませんが、肺胞マクロファージによって異物や細菌から防御する機能があります。

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02

解答:4

a.誤
気管が左右に分かれてから先までを気管支といいます。

b.正
線毛運動により排出されなかった異物は、咳によって排出されます。

c.正
肺胞と肺胞の間を間質、肺胞の中を実質といいます。

d.誤
気道には粘液層や線毛がありますが、肺胞にはありません。

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03

正解は 4 です。

a:誤

喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管といいます。肺へ分岐するまでの部分から肺の中で複数に枝分かれする部分を気管支といいます。

b:正

なお、線毛運動による粘液増の連続した流れによっても排除されない異物は、咳によって大量の呼気とともに体外に排出されます。

c:正

肺の運動(呼気運動)は、横隔膜や肋間筋の収縮と弛緩によって行われます。

d:誤

肺の内部では気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっています。その球状の袋部分を肺胞といい、毛細血管が網目状に取り囲んでいます。

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04

正解:4(b c)

呼吸器系に関する組み合わせ問題

a 誤:問題文は、「気管支」を「気管」に置き換えると正しい文章になります。

b 正:問題文の通りです。

c 正:問題文の通りです。

d 誤:肺胞は粘液層や線毛によって保護されていません。異物や細菌が侵入してきた時は、肺胞マクロファージがそれらを取り込んで消化します。

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