登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問28

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

感覚器官(目、鼻及び耳)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。
b  鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
c  聴覚器官である蝸牛と平衡器官である前庭は、いずれも内部がリンパ液で満たされている。
d  耳垢は、内耳にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃や内耳上皮の老廃物などが混じったものである。
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正

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この過去問の解説 (4件)

01

答:3

a:誤  水晶体は近くを見るときは厚く、遠くを見るときは薄く扁平になります。

b:正  鼻腔は鼻中隔によって左右に仕切られています。

c:正  蝸牛ではリンパ液の振動によって聴神経が刺激され、前庭ではリンパ液の動きによって加速度や傾きなどの平衡感覚が感知されます。

d:誤  耳垢(耳あか)は外耳道の分泌物に外耳道上皮の老廃物が混じったものです。

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02

解答:3

a.誤
水晶体の厚みを変えることにより、遠近を見る調節をしています。近くを見るときは厚く、遠くを見るときには薄くなります。

b.正
鼻腔が乾燥すると鼻出血を起こしやすくなるので、マスクなどで乾燥を防ぐなどの手段が有効です。

c.正
いわゆる乗り物酔いは、乗り物に乗ることにより揺れなどの刺激が過度に生じ、前庭の平衡感覚に混乱が生じている状態です。

d.誤
耳垢は外耳に生じます。内耳は鼓膜のさらに内側を指します。

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03

解答:3

a.誤
水晶体は毛様体の収縮・弛緩によって近くのものを見るときは厚みが増し、遠くのものを見るときは扁平になります。

b.正
鼻中隔は薄い軟骨と骨でできており、粘膜が薄いため、出血を起こしやすくなります。

c.正
蝸牛は渦巻き型をしており、内部のリンパ液が震えることにより聴覚が刺激されます。前庭も内部のリンパ液の動きにより、平衡感覚を感知します。

d.誤
耳垢は外耳道上皮の老廃物や埃などが溜まったものです。

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04

正解は 3 です。

a:誤

水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になります。

b:正

鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られています。

c:正

耳小骨から伝わる振動が、蝸牛のリンパ液を震わせると、聴細胞の小突起(感覚毛)を揺らして聴神経が刺激されます。

前庭は、耳石器官と半規管に分けられます。耳石器官は水平・垂直方向の加速度を感知する部分であり、半規管は体の回転や傾きを感知する部分です。

d:誤

耳垢は、外耳道にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じったものです。

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