登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問29

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

外皮系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  体温が下がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が拡張し、体外への放熱を抑える。
b  皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなり、表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
c  メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
d  精神的緊張による発汗は、全身の皮膚に生じる。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (4件)

01

答:4

a:誤  体温が下がったときは、血管が収縮して放熱を抑え、逆に体温が上がったときは血管を開いて熱を排出します。

b:正  角質層はケラチンでできた角質細胞と、セラミドでできた細胞間脂質で構成されています。

c:正  紫外線に曝されすぎてメラノサイトが活性化されると、メラニン色素が過剰に産生されて、シミやそばかすができたりします。

d:誤  精神的緊張の時は、手のひらや足の裏、脇の下に限って発汗します。
体温調節の時は全身に汗をかきます。

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02

解答:4

a:誤
体温が下がったときは、血管が収縮することで放熱を抑えます。

b:正
角質は、水分を蓄えておくことで肌の乾燥を防ぐ役割もあります。

c:正
紫外線によりメラニン色素が産生されると、シミやそばかすが作られるほか、皮膚が傷つき炎症が起こることがあります。

d:誤
精神的緊張の時は、手のひらや足底、脇の下の皮膚に発汗し、体温調節のときのような全身の発汗は起こりません。

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03

解答:4

a.誤
体温が下がりはじめると、血管が収縮し放熱を防ぐとともに、筋肉を震わせて熱を産生しようとします。

b.正
角質層は死んだ細胞で、皮膚のバリア機能を担っています。

c.正
メラニンは肌や髪の色を形成しています。そのため、例えば白人と黄色人種とではメラニンの種類の配合比率が違うため、肌や髪の色に違いが生じています。

d.誤
精神的緊張による発汗は、手のひら、足の底、脇の下の皮膚にだけ生じます。

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04

正解は 4 です。

a:誤

私たちの体は体温を一定に保つために、暑いときは皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が拡張し、熱を効率的に体の外へ逃がします。

逆に、寒いときには血管を収縮させて、血管内を流れる血液を減らすことにより、体外への放熱を抑えます。

b:正

角質層は線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されています。

c:正

皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものです。

d:誤

精神的緊張による発汗は、手のひらや足底、脇の下の皮膚だけに起こります。

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