登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問27

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

泌尿器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが主に産生・分泌される。
b  尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素などの血液中の老廃物が濾過され、原尿として腎小体に入る。
c  腎小体は、糸球体とその外側を包み込む袋状のボウマン嚢から成る。
d  女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (4件)

01

答:5

a:誤  副腎皮質が誤りです。正しくは副腎髄質です。
副腎皮質では副腎皮質ホルモン(アルドステロンなど)が産生されます。

b:誤  腎小体で老廃物が濾過され、原尿は尿細管へと入ります。

c:正  糸球体は毛細血管が小さな球状になったものです。
腎小体と尿細管とで構成するネフロンは、一つの腎臓に約100万個あります。

d:正  男性は加齢に伴って前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難などを生じることがあります。

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02

解答:5

a.誤
副腎皮質では副腎皮質ホルモン産生されています。アドレナリンとノルアドレナリンは副腎髄質から産生されています。

b.誤
腎小体で尿素などの老廃物をろ過し、原尿として尿細管に入っていきます。

c.正
糸球体は腎臓に入る動脈が毛細血管となり、小さな球状になったものです。

d.正
女性は膀胱炎になりやすいので、清潔に保つことや膀胱に尿を長時間貯めないことが大切です。

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03

正解は 5 です。

a:誤

副腎皮質では、副腎皮質ホルモン、アルドステロンが分泌されます。

自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが主に産生・分泌されるのは、副腎髄質です。

b:誤

腎小体では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素などの血液中の老廃物が濾過され、原尿として尿細管に入ります。

c:正

ボウマン嚢から1本の尿細管が伸びて、腎小体と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)を構成しています。

d:正

男性には、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺があります。加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難を生じることがあります。

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04

正解:5(c d)

泌尿器系に関する組み合わせ問題

a 誤:アドレナリンとノルアドレナリンは、副腎髄質で産生されています。ちなみに副腎皮質では、アルドステロンなどの副腎皮質ホルモンが産生されています。

b 誤:問題文は、「腎小体」と「尿細管」を入れ替えると正しい文章になります。

c 正:問題文の通りです。

d 正:問題文の通りです。

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