登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
薬事に関する法規と制度 問56

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 薬事に関する法規と制度 問56 (訂正依頼・報告はこちら)

次の成分(その水和物及びそれらの塩類を含む。)を有効成分として含有する製剤のうち、濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(平成26年厚生労働省告示第252号)として、正しいものの組合せはどれか。

a  アセトアミノフェン
b  コデイン(鎮咳(がい)去痰(たん)薬に限る。)
c  プソイドエフェドリン
d  インドメタシン
  • (a、b)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

濫用等のおそれのある医薬品の成分・品目は下記のとおりです。

【対象品目】平成26年6月12日適用
① コデイン(鎮咳去痰薬)
② ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬)
* ジヒドロコデインセキサノール(鎮咳去痰薬)
③ メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬・液剤)
④ ブロムワレリル尿素
⑤ エフェドリン
⑥ プソイドエフェドリン

正解はbコデインとcプソイドエフェドリン

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02

a アセトアミノフェンは、解熱鎮痛作用の成分です。
抗炎症作用がほとんどないのが特徴で、おもに中枢作用により解熱・鎮痛をもたらします。

b 正しいです。
コデインは、中枢性麻薬性鎮咳成分です。
モルヒネと同じ基本構造をもち、依存性に注意が必要です。
長期連用や大量摂取により、倦怠感や多幸感があり、薬物依存のおそれがあります。

c プソイドエフェドリンは、アドレナリン作動成分です。
血管収縮作用により、鼻づまりを緩和します。
他のアドレナリン作動成分に比べて、中枢神経系に対する作用が強いため、副作用として不眠や神経過敏が現れることがあります。
また、心臓病、高血圧、糖尿病、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人は、使用を避けることとなっているので注意が必要です。

d インドメタシンは、非ステロイド性で、筋肉痛などに用いられます。
プロスタグランジンの産生を抑制する働きです。
喘息を起こした人には使用することはできません。
また、光線過敏症に注意が必要です。

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03

解答:3(b・c)
a:誤
b:正
c:正
d:誤

・濫用等のおそれのある医薬品

ⅰ)エフェドリン
ⅱ)コデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
ⅲ)ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
ⅳ)ブロモバレリル尿素
ⅴ)プソイドエフェドリン
ⅵ)メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内服液剤に限る。)

参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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