登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
薬事に関する法規と制度 問57

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 薬事に関する法規と制度 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の広告に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  医薬品の効能、効果等について、医師その他の者がこれを保証したものと誤解されるおそれがある記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。
b  一般用医薬品の販売広告としては、製薬企業等の依頼によりマスメディアを通じて行われるもののほか、薬局、店舗販売業又は配置販売業において販売促進のため用いられるチラシやダイレクトメール(電子メールを含む)も含まれる。
c  漢方処方製剤の効能効果は、配合されている個々の生薬成分が相互に作用しているため、それらの構成生薬の作用を個別に挙げて説明することは不適当である。

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この過去問の解説 (3件)

01

a 医薬品の有効性又は安全性について、それが確実であることを保証するような表現がなされた広告は、明示的・暗示的を問わず、虚偽又は誇大な広告とみなされます。

b テレビ,ラジオ,新聞,雑誌,インターネット等による商品広告 のほかチラシやダイレクトメール(電子メールを含む)も含まれます。

c 漢方薬は、漢方の考え方に沿うように、生薬が一定の規則によって組み合わせて構成されたものであり、処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものであるという定義なのでこの文章は〇。

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02

解答:1 すべて正しいです。

a:正
さらに、「何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品に関して堕胎を暗示し、又はわいせつにあたる文書又は図画を用いてはならない」とされています。

b:正
医薬品の広告に該当するか否かについては、
(1)顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確であること
(2)特定の医薬品の商品名(販売名)が明らかにされていること
(3)一般人が認知できる状態であること
のいずれの要件も満たす場合には、広告に該当するものと判断されています。

c:正
漢方処方製剤等では、使用する人の体質等を限定した上で特定の症状等に対する改善を目的として、効能効果に一定の前提条件(いわゆる「しばり表現」)が付されていることが多いですが、そうしたしばり表現を省いて広告することは原則として認められていません。

参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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03

全て正しいです。

医薬品の広告とは、下記の全てを満たす必要があります。
・顧客を誘引する意図が明確であること
・特定の医薬品の商品名が明らかにされていること
・一般人が認知できる状態であること

これらの条件を満たした上で、効果の一部のみを抽出したり、使用前・使用後の写真や図画を掲げたり、商品名を連呼したり、不安を煽って購入を促すような広告は、不適正とみなされます。

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