登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問65

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述について、(   )に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

イブプロフェンは( a )の産生を( b )することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それらの疾患の再発を招くおそれがある。また、出産予定日12週以内の妊婦については、( c )とされている。
  • a:プロスタグランジン   b:促進   c:服用してもよい
  • a:プロスタグランジン   b:抑制   c:服用しないこと
  • a:プロスタグランジン   b:促進   c:服用しないこと
  • a:インスリン   b:促進   c:服用してもよい
  • a:インスリン   b:抑制    c:服用しないこと

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この過去問の解説 (3件)

01

イブプロフェンは痛みや炎症を起こすプラスタグランジンの産生を抑制し、解熱鎮痛作用を発揮します。
アスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少なく、抗炎症作用も示すことから、頭痛、咽頭痛、月経痛(生理痛)、腰痛等に使用されることが多いです。
一般用医薬品においては、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用すべきでないので注意が必要です。

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02

プロスタグランジンは、発熱、発痛増強物質であり、胃液や胃粘液の分泌を調整したり、主として血管を拡張したりします。

イブプロフェンはプロスタグランジンの産生を抑制することで、解熱鎮痛作用をもたらしますが、その反面、胃粘液の分泌が減少して胃痛をひきおこしたりします。

心臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、風邪薬などで喘息を起こしたことがある人は、服用に注意が必要です。

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03

解答:2

「イブプロフェンは( a プロスタグランジン)の産生を( b 抑制)することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それらの疾患の再発を招くおそれがある。また、出産予定日12週以内の妊婦については、( c 服用しないこと )とされている。」

イブプロフェン
一般用医薬品においては、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してならないとされています。

参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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