登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問66

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

眠気を促す薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  抑肝散(よくかんさん)は、体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳(かん)症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適すとされる。
b  チョウトウコウは、クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とする生薬で、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合される。
c  加味帰脾湯(かみきひとう)は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。
  • a:正  b:正  c:正
  • a:正  b:誤  c:正
  • a:正  b:誤  c:誤
  • a:誤  b:正  c:誤
  • a:誤  b:正  c:正

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この過去問の解説 (3件)

01

a ○ 

b × チョウトウコウはアカネ科のカギカズラ、ウンカリア・シネンシス又はウンカリア・マクロフィラの通例とげを基原とする生薬です。
説明はサンソウニン

c ○

参考になった数20

02

a 正しいです。
抑肝散は、小児の夜泣きに用いる場合、1週間程度服用しても改善が見られないときは相談することとなっています。
また、血の道症に適しますが、心不全を引き起こす可能性があるため、動くと息苦しい、足がむくむ、疲れやすいなどの症状が現れた場合は、直ちに医師の診察を受けるべきです。
抑肝散は、カンゾウを含みます。

b チョウトウコウは、アカネ科のカギカズラ、ウンカリア・シネンシス、マクロフィアのとげを基原とする生薬です。
催眠鎮静の薬効があり、長期連用や併用は避けることとなっています。

c 正しいです。
加味帰脾湯は、不眠症や神経症に用いられます。
体質の改善を主眼とするため、比較的長期間服用されることが多いです。
カンゾウを含みます。

参考になった数18

03

解答:2

a:正
抑肝散は、心不全を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

b:誤
チョウトウコウは、アカネ科のカギカズラ、ウンカリア・シネンシス又はウンカリア・マクロフィラの通例とげを基原とする生薬です。
神経の興奮・緊張緩和を期待して配合されます。

サンソウニンは、クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とする生薬です。


c:正

参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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