登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問69
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
鎮咳(がい)去痰(たん)薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ノスカピン塩酸塩は、気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させることにより、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として配合される。
b カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるとともに、粘液成分の含量比を調整することにより、痰の切れを良くすることを目的として配合される。
c 麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、体力中等度以上で、咳(せき)が強くでるものの咳(せき)、気管支喘(ぜん)息、気管支炎、小児喘(ぜん)息、感冒、痔の痛みに用いられるが、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向きとされる。
a ノスカピン塩酸塩は、気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させることにより、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として配合される。
b カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるとともに、粘液成分の含量比を調整することにより、痰の切れを良くすることを目的として配合される。
c 麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、体力中等度以上で、咳(せき)が強くでるものの咳(せき)、気管支喘(ぜん)息、気管支炎、小児喘(ぜん)息、感冒、痔の痛みに用いられるが、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人等には不向きとされる。
- a:正 b:正 c:正
- a:正 b:誤 c:誤
- a:誤 b:正 c:誤
- a:誤 b:正 c:正
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させるのはキサンチン系成分(ジプロフィリンなど)になります。
b ○
c × 麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、体力中等度以下で、気管支炎、気管支喘ぜん息、咽頭炎、しわがれ声には向いてますが、水様痰の多い人には不向きとされています。
「咳が強く出る」という特徴を持つのは「五虎湯」です。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)
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02
問題文は、キサンチン系成分のジプロフィリンの説明です。
b 正しいです。
痰粘性タンパク質を融解するのは「〜システイン」という成分名が多いです。
c 麦門冬湯は、体力中等度以下に適すとされています。
また、水様痰の多い人には不向きとされています。
カンゾウを含みます。
問題文は、五虎湯の適応です。
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03
a:誤
ノスカピン塩酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用する非麻薬性鎮咳成分です。
記述は、ジプロフィリンです。
b:正
カルボシステインは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れをよくする作用もあります。
c:誤
麦門冬湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされていますが、水様痰の多い人には不向きとれています。
記述は、五虎湯です。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き
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