登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問70

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

口腔(くう)咽喉薬・うがい薬(含嗽(そう)薬)及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、口腔(くう)内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられる。
b  クロルヘキシジン塩酸塩は、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して用いられる。
c  ポビドンヨードが配合された含嗽(そう)薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
  • a:正  b:正  c:誤
  • a:正  b:誤  c:正
  • a:正  b:誤  c:誤
  • a:誤  b:正  c:正
  • a:誤  b:誤  c:正

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この過去問の解説 (3件)

01

a,bの説明文は逆になっています。
正しくは以下の通りです。

アズレンスルホン酸ナトリウムは炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して配合されている。

クロルヘキシジン塩酸塩は、口腔くう内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的とし配合されている。
 

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02

解答:5

a:誤
アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待して用いられます。

b:誤
クロルヘキシジン塩酸塩は、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させたり、その増殖を抑えることを目的として用いられます。

c:正
ポビドンヨードは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させ水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたものです。


参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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03

a アズレンスルホン酸ナトリウムは、抗炎症成分です。
炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用があります。

b クロルヘキシジング塩酸塩は、殺菌消毒成分です。
ショック等の重篤な副作用のおそれがあり、口腔内に傷などがあると、強い刺激を感じます。

c 正しいです。
ヨウ素なので、甲状腺疾患のある人は使用に注意が必要です。
また、ビタミンCと反応して脱色を生じ、殺菌作用が低下するので、摂取の際は時間をずらす必要があります。

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