登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問72
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問72 (訂正依頼・報告はこちら)
胃の薬の配合成分とその目的とする作用の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。
a 炭酸水素ナトリウム ―― 消泡
b ゲファルナート ―――― 胃粘膜保護・修復
c テプレノン ―――――― 苦味による健胃
d ロートエキス ――――― 胃液分泌抑制
a 炭酸水素ナトリウム ―― 消泡
b ゲファルナート ―――― 胃粘膜保護・修復
c テプレノン ―――――― 苦味による健胃
d ロートエキス ――――― 胃液分泌抑制
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
炭酸水素ナトリウム ――制酸剤(中和反応によって胃酸の働きを弱めること)
他に乾燥水酸化アルミニウムゲル、ケ酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、沈降炭酸カルシウムなどがあります。
b ○
ゲファルナート ―――― 胃粘膜保護・修復
他にアズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)、アルジオキサ、スクラルファート、ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、セトラキサート塩酸塩、トロキシピド、銅クロロフィリンカリウム、銅クロロフィリンナトリウム、メチルメチオニンスルホニウムクロライドなどがあります。
c ×
テプレノン ――――――胃粘膜保護・修復
苦味による健胃にはオウバク、オウレン、センブリ、ゲンチアナ、リュウタン、ケイヒ、ユウタン等の生薬成分が用いられます。
d ○
ロートエキス ――――― 胃液分泌抑制
副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げることで、その働きを抑える成分(抗コリン成分)が、胃痛、腹痛、さしこみを鎮めることのほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられます。
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02
重曹のことです。
胃酸を中和して、働きを弱めます。
b 正しいです。
ゲファルナートは、胃粘膜保護・修復成分です。
胃粘液の分泌を促して、胃粘膜を覆って保護します。
また、荒れた胃粘膜の修復を促します。
c テプレノンは、胃粘膜保護・修復成分です。
ゲファルナートと似たような作用ですが、こちらは副作用として肝機能障害や吐き気、腹痛、腹部膨満感に注意が必要です。
d 正しいです。
ロートエキスは、制酸成分です。
その作用は、胃液の分泌を抑えます。
抗コリン作用による副作用に、注意が必要です。
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03
a:誤
炭酸水素ナトリウムは、中和反応によって胃酸の働きを弱めること(制酸)を目的として配合されています。
b:正
ゲファルナートは、胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して配合されています。
c:誤
テプレノンは、胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して配合されています。
d:正
ロートエキスは、過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して配合されています。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き
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