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登録販売者の過去問 平成30年度 主な医薬品とその作用 問74

問題

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瀉(しゃ)下薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  ジオクチルソジウムスルホサクシネートは、腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すことを目的として用いられる。
b  酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより、糞(ふん)便中の水分量を減らす作用がある。
c  ビサコジルは、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられている。
d  マルツエキスは、瀉(しゃ)下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
   1 .
(a、b)
   2 .
(a、c)
   3 .
(a、d)
   4 .
(b、d)
   5 .
(c、d)
( 登録販売者試験 平成30年度 主な医薬品とその作用 問74 )
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この過去問の解説 (3件)

19
a ×
ジオクチルソジウムスルホサクシネートは、腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくすることによる瀉下作用を期待して用いられます。
説明はマルツエキスです。

b ×
酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより、糞(ふん)便中の水分量を増やす作用があります。

c ○
また、ビサコジルは結腸での水分の吸収を抑えて、糞便のかさを増大させる働きもあるとされています。

d ○
しかし乳児の水分不足による便秘には有効ではありません。

付箋メモを残すことが出来ます。
10
a ジオクチルソジウムスルホサクシネートは、腸内容物に水分を浸透させ、糞便を柔らかくする作用です。
一般用医薬品では単独で用いられませんが、他の瀉下成分と一緒に配合され、その働きを助けます。

b 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めて、糞便中の水分量を増やす作用です。
その便が大腸を刺激して、排便を促します。
腎臓病の人は、高マグネシウム血症のおそれがあります。

c 正しいです。
ビサコジルは、浣腸薬として用いられることもありますが、腸溶性製剤になっていることもあります。
腸溶性製剤の場合は、コーティングが溶けて十分な効果が得られなくなるおそれがあるため、牛乳や制酸成分を含む胃腸薬との併用を、避ける必要があります。

d 正しいです。
マルツエキスは、麦芽糖を60%以上含む、水飴状の成分です。
乳幼児の便秘に用いられる他、発育不良児の栄養補給にも使用されます。
水分不足による便秘には、効果は期待できません。

8
解答:5(c、d)

a:誤
ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DDS)は、硬くなった便に水分を浸透し、便を軟らかくして排便を促す作用があります。

b:誤
酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として配合されています。
「減らす」が誤りです。

c:正
ビサコジル配合の腸溶性製剤は、胃内でビサコジルが溶け出すおそれがあるため、服用前後1時間以内は制酸成分を含む胃腸薬の服用や牛乳の摂取を避けることとされています。

d:正
マルツエキスは、主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされています。

参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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