登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問79

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

コレステロールに関する次の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

コレステロールは水に( a )物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを( b )から( c )へと運ぶリポタンパク質である。
  • a:溶けやすい   b:末梢組織   c:肝臓
  • a:溶けやすい   b:肝臓   c:末梢組織
  • a:溶けにくい   b:末梢組織   c:肝臓
  • a:溶けにくい   b:肝臓   c:末梢組織
  • a:溶けにくい   b:末梢組織   c:腎臓

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この過去問の解説 (3件)

01

コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血 漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在します。
低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へ、高密度リポタンパク質(HDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質です。
血液中のLDLが多く、HDLが少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなります。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)

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02

解答:4

「コレステロールは水に( a 溶けにくい )物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを( b 肝臓)から( c 末梢組織 )へと運ぶリポタンパク質である。」

血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じて指摘されることが多いです。検査値として、LDLが140mg/dL以上、HDLが40mg/dL未満、中性脂肪が150mg/dL以上のいずれかである状態を脂質異常症といいます。

参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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03

LDLが多く、HDLが少ないと、コレステロールの運搬が末梢組織側に偏って蓄積を招き、脳梗塞などを引き起こすことがあります。

いわゆる悪玉コレステロールと言われていたLDLは、低密度リポタンパク質のことで、コレステロールを肝臓から末梢組織へ運びます。

いわゆる善玉コレステロールと言われていたHDLは、高密度リポタンパク質で、末梢組織のコレステロールを取り込み、肝臓へ運びます。

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