登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問83
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
婦人薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a コウブシは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。
b 温経湯(うんけいとう)は、体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾くものの月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹(しん)・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれに適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
c 五積散(ごしゃくさん)は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症に適すとされ、構成生薬としてダイオウを含む。
d 桃核承気湯は、体力中等度又はやや虚弱で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされ、構成生薬としてマオウを含む。
a コウブシは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。
b 温経湯(うんけいとう)は、体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾くものの月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹(しん)・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれに適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
c 五積散(ごしゃくさん)は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症に適すとされ、構成生薬としてダイオウを含む。
d 桃核承気湯は、体力中等度又はやや虚弱で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされ、構成生薬としてマオウを含む。
- (a、b)
- (a、c)
- (a、d)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a:正
コウブシは、カヤツリグサ科のハマスゲの根茎を基原とする生薬です。
b:正
温経湯はカンゾウを含みます。
カンゾウを大量に摂取するとグリチルリチン酸の大量摂取につながり、偽アルドステロン症を起こすおそれがあります。
c:誤
五積散は、体力中等度又はやや虚弱で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされ、構成生薬としてマオウを含みます。
d:誤
桃核承気湯は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症に適すとされ、構成生薬としてダイオウを含みます。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き
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02
b ○
さらに温経湯(うんけいとう)は、胃腸の悪い人には不向きです。
c ×
五積散は、構成生薬としてダイオウではなくマオウを含んでいます。
d ×
桃核承気湯は、構成生薬としてマオウではなくダイオウを含むので妊婦や授乳婦における使用は注意が必要です。
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03
コウブシは、カヤツリグサ科のハマスゲの根茎を基原とする生薬です。
婦人薬や解熱鎮痛薬、風邪薬としての薬効があります。
b 正しいです。
温経湯は、胃腸の弱い人には不向きとされています。
カンゾウを含みます。
c 五積散は、体力中等度またはやや虚弱で、冷えがある人の胃腸炎や関節痛、更年期障害に適するとされています。
胃腸の弱い人や発汗傾向の著しい人には、不向きとされます。
マオウとカンゾウを含みます。
d 桃核承気湯は、体力中等度以上ののぼせて便秘がちな人の月経不順、月経時や産後の精神不安に適するとされています。
胃腸が弱く下痢をしやすい人には不向きとされます。
ダイオウとカンゾウを含みます。
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