登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問84

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  アゼラスチンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
b  ベラドンナは、ナス科の草本で、その葉や根に、交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。
c  サイシンは、ウマノスズクサ科のウスバサイシン又はケイリンサイシンの根及び根茎を基原とする生薬で、鼻閉への効果を期待して用いられる。
d  ヨウ化イソプロパミドは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

a ○

b × ベラドンナは、交感神経系ではなく副交感神経の働きを抑える作用があります。

c ○

d ×
ヨウ化イソプロパミドは、抗コリン成分で鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的に配合されています。

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02

解答:5

a:正
抗ヒスタミン成分を配合された内服薬を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避けることとされています。

b:誤
ベラドンナは、ナス科の草本で、その葉や根に、副交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを含みます。
交感神経系が誤りです。

c:正

d:誤
ヨウ化イソプロパミドは、抗コリン成分です。
鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されています。


参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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03

a 正しいです。
アゼラスチンは、抗ヒスタミン成分です。
服用後の眠気や便秘には注意が必要で、運転や機械の操作は避ける必要があります。
排尿困難、緑内障の人は、服用前に相談することとされています。

b ベラドンナが作用を示すのは、副交感神経系の働きです。
抗コリン作用によって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えます。

c 正しいです。
サイシンには、鎮痛作用や鎮咳作用、利尿作用等もあります。

d ヨウ化イソプロパミドは抗コリン成分です。
粘液の分泌を抑えたり、鼻腔内の刺激伝達を抑える作用で、鼻汁やくしゃみをしずめます。

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