登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問87

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問87 (訂正依頼・報告はこちら)

眼科用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  イプシロン‐アミノカプロン酸は、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する目的で用いられる。
b  スルファメトキサゾールは、眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する目的で用いられる。
c  ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢(のう)の洗浄・消毒に用いられる。
d  コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

解答:5 (c、d)

a:誤
イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられます。

b:誤
スルファメトキサゾールは、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられます。

c:正
ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられます。また、その抗菌作用によう防腐効果を期待して、点眼薬の添加物(防腐剤)として配合されていることもあります。

d:正
コンドロイチン硫酸ナトリウムと結合して粘稠性を高める添加物(粘稠化剤)として、ヒアルロン酸ナトリウムが用いられます。


参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

参考になった数19

02

a ×
イプシロン‐アミノカプロン酸は、目の炎症を改善する効果が期待できます。
説明はアミノ酸成分(アスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム等)のもの。

b ×
スルファメトキサゾールは、細菌感染による炎症に用いるもの。
説明は収斂成分(硫酸亜鉛水和物)のもの。

c ○
またホウ酸は点眼薬の添加物(防腐剤)として配合されていることもあります。

d ○

参考になった数16

03

a イプシロン‐アミノカプロン酸は、抗炎症成分です。
炎症物質の生成を抑える作用です。

b スルファメトキサゾールは、目薬のみに用いられる成分です。
抗菌作用を示し、細菌感染によるものもらいや結膜炎等を改善します。
ただし、ウイルスや真菌には無効です。

c 正しいです。
ホウ酸は、防腐剤としても用いられます。

d 正しいです。
コンドロイチン硫酸ナトリウムは、保湿成分です。
目薬のみに用いられます。

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