登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問95

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問95 (訂正依頼・報告はこちら)

ビタミン主薬製剤(いわゆるビタミン剤)の配合成分とその配合目的の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。

a  シアノコバラミン ―――――― 日焼けによる色素沈着の症状の緩和
b  リボフラビン酪酸エステル ―― 肉体疲労時におけるビタミンB2の補給
c  エルゴカルシフェロール ――― くる病の予防
d  アスコルビン酸 ――――――― 脚気の症状の緩和
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

a ×
シアノコバラミンは VitaminB12。説明はVitaminCのものです。

b ○

c ○
エルゴカルシフェロール VitaminDで骨歯の発育不良、くる病cliiの予防、また妊娠・授乳期、発育期、老年期のビタミンDの補給に用いらます。

d ×
アスコルビン酸はVitaminC。脚気はVitaminB1不足で起こります。

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02

解答:3 (b、c)

a:誤
シアノコバラミンは、ビタミンB12です。
赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素です。
日焼けによる色素沈着の症状の緩和を目的として、アスコルビン酸(ビタミンC)が用いられます。

b:正
リボフラビン酪酸エステルは、ビタミンB2の主薬製剤です。
脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素です。

c:正
エルゴカルシフェロールは、ビタミンDの主薬製剤です。
腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素です。

d:誤
アスコルビン酸は、ビタミンCの主薬製剤です。体内の脂質を酸化から守る作用(抗酸化作用)を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素です。
脚気の症状の緩和を目的としてチアミン(ビタミンB1)が用いられます。


参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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03

a シアノコバラミンは、ビタミンB12です。
水溶性で、赤血球の形成を助けたり、神経の正常な働きを維持します。

b 正しいです。
リボフラビン酪酸エステルは、ビタミンB2です。
水溶性で、脂質の代謝に関与して、皮膚や粘膜の機能を正常に維持します。

c 正しいです。
エルゴカルシフェロールは、ビタミンDです。
脂溶性で、腸管でのカルシウム吸収や、尿細管でのカルシウム再吸収を促し、骨の形成を助けます。
過剰摂取により高カルシウム血症のおそれがあります。

d アスコルビン酸は、ビタミンCです。
水溶性で、鉄の吸収を高めたり、歯茎から出血・鼻血等の予防に作用します。
抗酸化作用があり、皮膚や粘膜の機能を正常に維持し、メラニンの生成を抑制する作用もあります。

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