登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問96
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
滋養強壮保健薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す働きを期待して用いられる。
b 補中益気湯は、体力虚弱で元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすいものの虚弱体質、疲労倦(けん)怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、寝汗、感冒に適すとされる。
c システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがあるとされる。
a アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す働きを期待して用いられる。
b 補中益気湯は、体力虚弱で元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすいものの虚弱体質、疲労倦(けん)怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、寝汗、感冒に適すとされる。
c システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがあるとされる。
- a:正 b:誤 c:正
- a:正 b:誤 c:誤
- a:誤 b:正 c:正
- a:正 b:正 c:誤
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質です。肝臓機能を改善する働きがあるとされ、滋養強壮保健薬等に配合されている場合があります。
説明はアスパラギン酸ナトリウムです。
b ○
補中益気湯は構成生薬としてカンゾウを含んでいるため服用には注意が必要です。
c ○
システインは、髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きもあります。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)
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02
a:誤
アミノエチルスルホン酸(タウリン)は、筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質です。肝臓機能を改善する働きがあるとされ、滋養強壮保健薬等に配合されている場合があります。
魚肉や血合い部分、貝類に多く含まれ、高血圧、動脈硬化、脳卒中などの改善、予防などに効果があるとされています。
記述は、アスパラギン酸ナトリウムです。
b:正
滋養強壮に用いられる主な漢方処方製剤として、十全大補湯、補中益気湯があります。
いずれも構成生薬としてカンゾウを含んでいるため、偽アルドステロン症に注意が必要です。
c:正
システインは、髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きもあります。
また、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働きがあります。
しみ・そばかす・日焼けなどの色素沈着症、全身倦怠、二日酔い、にきび、湿疹、蕁麻疹、かぶれ等の症状の緩和が期待され用いられます。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き
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03
また、細胞の機能を正常に維持する作用もあります。
筋肉や心臓、脳、目、神経など、身体のあらゆる部位に存在します。
b 正しいです。
補中益気湯はカンゾウを含みます。
まれに重篤な副作用として、間質性肺炎や肝機能障害を生じることが報告されています。
c 正しいです。
システインはそのほか、メラニンの生成を抑制・メラニンの排出を促進して、しみそばかすの改善にも作用します。
髪や爪、皮膚等に存在するアミノ酸です。
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