登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問97
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問題
登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹しん・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされる。
b 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸(き)・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿(のう)症、湿疹(しん)・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされる。
c 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。
d 大柴胡湯(だいさいことう)は、体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされる。
a 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹しん・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされる。
b 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸(き)・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿(のう)症、湿疹(しん)・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされる。
c 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。
d 大柴胡湯(だいさいことう)は、体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされる。
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:誤 c:正 d:正
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
説明は清上防風湯です。
b ×
説明は防風通聖散です。
c ×
説明は防已黄耆湯です。
黄連解毒湯は体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの
鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎に適すとされますが、体の虚弱な人では不向きとされています。
d ○
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02
a.誤
防風通聖散は体力充実していて、腹部に皮下脂肪が多く便秘がちな人に向いています。
b.誤
防已黄耆湯は体力は中程度以下で、下半身がむくみやすい水太りタイプの人に向いています。
c.誤
黄連解毒湯は体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない人に向いています。
d.正
大柴胡湯は虚弱な人、胃腸が弱く下痢をしやすい人などには不向きで、服用している期間は他の瀉下薬は使用しないようにします。
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03
他の瀉下薬との併用は避けます。
マオウ、ダイオウ、カンゾウを含みます。
b 防已黄耆湯は、体力中等度以下で疲れやすく汗かきの肥満症、関節痛、むくみに適するとされています。
カンゾウを含みます。
c 黄連解毒湯は、体力中等度以上ののぼせ気味でいらいらして落ち着かない傾向のある人の、二日酔いや鼻出血に適するとされています。
まれに重篤な副作用として、肝機能障害や間質性肺炎、腸間膜静脈硬化症が起こることが知られています。
d 正しいです。
虚弱な人や胃腸が弱く下痢をしやすい人は、激しい腹痛をともなう下痢のおそれがあるため、不向きとされます。
大柴胡湯はダイオウを含みます。
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