登録販売者の過去問
平成30年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問94

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問題

登録販売者試験 平成30年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

禁煙補助剤(咀嚼剤)及びその配合成分に関する次の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。なお、2箇所の( a )内にはどちらも同じ字句が入る。

口腔内が( a )になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を( a )にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b )を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を( c )させるおそれがある。
  • a:酸性   b:副交感神経系   c:増強
  • a:酸性   b:交感神経系   c:増強
  • a:酸性   b:副交感神経系   c:減弱
  • a:アルカリ性   b:交感神経系   c:増強
  • a:アルカリ性   b:副交感神経系   c:減弱

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この過去問の解説 (3件)

01

禁煙補助剤は、ニコチン置換療法に使用される、ニコチンを有効成分とする医薬品です。噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する咀嚼剤と、1日1回皮膚に貼付することによりニコチンが皮膚を透過して血中に移行するパッチ製剤があります。
コーヒーのほかに炭酸飲料なども口腔内を酸性にさせるため注意が必要です。
参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)

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02

解答:2

「口腔内が( a 酸性)になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーなど口腔内を( a 酸性)にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b 交感神経系)を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を( c 増強)させるおそれがある。」

禁煙補助剤は、喫煙を完全に止めたうえ使用することとされています。


参照:厚生労働省 試験問題の作成に関する手引き

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03

禁煙補助剤は、口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて血液循環中に移行します。
ガムのように噛むのではなく、口の中に湿布を貼るような使用方法になります。

長期間の連用は避ける必要があります。
また、顎の関節に障害がある人、口内炎やのどの痛み・腫れがある人、急性期脳血管障害のある人、重い心臓病、うつ病と診断された人、非喫煙者、妊娠中・授乳中の人の使用は避けます。

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