登録販売者の過去問
令和元年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問97

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問題

登録販売者試験 令和元年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問97 (訂正依頼・報告はこちら)

生薬成分に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • サンシュユは、ヤマノイモ科のヤマノイモ又はナガイモの周皮を除いた根茎(担根体)を基原とする生薬で、主に強壮作用を期待して用いられる。
  • ヨクイニンは、イネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とする生薬で、肌荒れやいぼに用いられる。
  • モクツウは、アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓(つる)性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬で、尿量増加(利尿)作用を期待して用いられる。
  • カッコンは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙(けい)等の作用を期待して用いられる。
  • ブクリョウは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. ×
サンシュユは、ミズキ科のサンシュユの偽果の果肉を起源とする生薬で、主に強壮作用を期待して用いられます。
問題の文章は、サンシュユではなくサンヤクの説明です。

2. ○
ヨクイニンは、肌荒れ、痛みや、利尿作用にも効果があるとされています。

3. ○
モクツウは、トリテルペノイドサポニンのアケボシドを含有するため、抗炎症作用や、胃液分泌抑制作用もあるとされています。

4. ○
カッコンは初期の風邪薬や解熱鎮痛消炎薬などに配合されるほか、筋肉の緊張にも効果があるとされています。
体を温めることで、肩こりや慢性頭痛、特に緊張型頭痛を和らげる効果があるとされ、これらの治療でもよく用いられます。

5. ○
ブクリョウは、尿細管での水分の再吸収を抑制するため利尿作用が高く、排尿異常による浮腫、めまい、胃内停水、動悸、消化不良などの治療に用いられます。
また鎮静作用があるため、不眠の治療に用いられることもあります。

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02

1番のサンシュユが間違っています。

サンシュユは、ミズキ科のサンシュユの偽果の果肉を基原とする生薬です。
滋養強壮の効果を期待して、用いられます。

記述の説明文は、同じ効果が期待できるサンヤクの説明です。

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03

誤っているものは1です。

サンシュの作用は強壮作用ですが、基原が違います。

サンシュは「ミズキ科のサンシュの偽果の果肉を基原」とする生薬です。

本説明は、サンヤクについての文です。

他の選択肢2~5については文のとおりで、正しいです。

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