登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問14
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
一般用医薬品の販売時における情報提供に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 一般用医薬品の販売に従事する専門家においては、購入者に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されている。
b 情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのではなく、医薬品の使用によらない対処等を勧めることが適切な場合もある。
c 一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わってくるものであり、乳幼児では、通常の成人の場合より、その範囲は限られてくることに留意する必要がある。
a 一般用医薬品の販売に従事する専門家においては、購入者に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されている。
b 情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのではなく、医薬品の使用によらない対処等を勧めることが適切な場合もある。
c 一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わってくるものであり、乳幼児では、通常の成人の場合より、その範囲は限られてくることに留意する必要がある。
- a:正 b:誤 c:正
- a:正 b:正 c:誤
- a:正 b:正 c:正
- a:誤 b:正 c:誤
- a:誤 b:誤 c:正
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この過去問の解説 (3件)
01
a: 正しい
セルフメディケーションの主役は一般の生活者です。一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、一般の生活者のセルフメディケーションを適切に支援することが期待されています。つまり、適切な医薬品を選んであげるのではなく、適切な情報を提供をしたうえで、最終的に購入者(需要者)に選んでもらうのが登録販売者の役目です。
b: 正しい
医療機関での受診を勧めることを「受診勧奨」といいます。
受診勧奨をする場合は、例えば症状が重いとき(高熱がある、激しい腹痛がある、患部が広範囲にわたるなど)や、一定期間・回数使用したが改善しない、又は悪化したなどが挙げられます。一般用医薬品の役割は軽度な疾病に伴う症状の緩和ですから、上記のような症状があった場合に使用することは適切でありません。
選択肢aでも述べましたが、登録販売者は一般の生活者のセルフメディケーションを支援することが第一目的なので、このようなケースでは医療機関での受診を勧めることが大切です。
c: 正しい
乳幼児は体が未発達です。そのため、医薬品の影響を受けやすく、また状態が急変しやすいため基本的には医師の診療を受けることが優先されます。そのため通常の成人よりも使用できる一般用医薬品は限られています。
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02
a 正
セルフメディケーションの一環において、一般用医薬品とは、生活者が自ら選択し、使用するものです。
そのためには、専門家は新しい情報を収集して把握に努める必要があります。
そして、科学的根拠をもとに適切な理解や判断により、一般用医薬品の適正使用が大切です。
b 正
本来の使用目的以外の意図で使用する恐れがある場合や、医薬品に頼らない対処方法がある場合は、販売だけでなく、生活者のQOLを高めるための提案が必要なこともあります。
c 正
特に乳児においては、一般用医薬品による対処は最小限にして、医師の診察を受けることが優先です。
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03
正しい組み合わせは3です。
a~cの各文について、すべて正しいです。
補足事項として、現在、政府もセルフメディケーションを支援しており、
税制上の優遇措置もあります。
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