登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問26

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問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

泌尿器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
b  腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
c  副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体内にカリウムと水を貯留し、塩分の排泄(せつ)を促す作用があり、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。
d  膀胱(ぼうこう)壁の排尿筋が緩むと、同時に膀胱括約筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

正しい組み合わせは1です。

a~dの各文については以下のとおりです。

a.正しいです。

文のとおりです。

b.正しいです。

文のとおりです。

c.誤りです。

アルドステロンの貯留物と排泄物が誤っています。

アルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、

カリウムの排泄を促す作用があります。

d.誤りです。

「膀胱(ぼうこう)壁の排尿筋が緩むと、

同時に膀胱括約筋が収縮し」が誤りです。

正しくは「膀胱の出口にある膀胱括約筋が緩むと、

同時に膀胱壁の排尿筋が収縮し」です。

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02

a 正

ビタミンDを活性型に転換することによって、カルシウムの再吸収にはたらき、骨の形成や維持作用が発揮します。

b 正

そのほか、血液中の老廃物の除去や、水分・電解質の排出を調整する機能があります。

c 誤

アルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があります。

これによって、水分・電解質の排出調整が可能になります。

d 誤

問題の説明文が、逆になっています。

膀胱括約筋が緩むと同時に、膀胱壁の排尿筋が収縮して、尿が尿道へと押し出されます。

膀胱は、尿を一時的にためておく袋状の器官で、尿道は膀胱にたまった尿が体外に排出されるときに通る管です。

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03

正解は1番です。

a: 正しい

活性型ビタミンDは消化管からのカルシウムとリンの吸収を高めたり、原尿からカルシウムの再吸収を促したりと骨形成に重要な働きを担っています。

b: 正しい

文章の通りです。なお、このホルモンをエリスロポエチンといいます。

c: 誤り

塩分の排泄を促すのではなく、カリウムの排泄を促す働きを持ちます。

d: 誤り

膀胱括約筋が緩むと、同時に膀胱壁の排尿筋が収縮して尿が尿道へと押し出されます。

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